他の存在に「譲ること」「許すこと」「謝ってあげること」
もう20年近く前のことです。
長崎市内の坂の小径の写真を撮って歩いていた時のこと。
狭い小径を歩いて登っていると、上の方から老夫婦らしき二人が降りてきました。
最初二人は、並んで歩いていたのですが、登ってくる私の存在に気が付くと、夫らしき男性は、歩を弱めて、すっと奥さんの後ろに下がって一列になりました。
何気ない事かもしれませんが、私は今でもこの男性の方の所作が忘れられません。
通りを歩いたり、建物の出入り口に差し掛かると、堂々と真ん中を臆せずに歩いてくる人に出会うのが珍しくない昨今。時には、携帯の画面を見ながら、そういう態度を取る人も多く見られます。
しかし、そういう傍若無人な態度は、「不寛容さ」を連鎖させ、拡げてしまうことになりかねません。
自分がそれをされて不快な思いをしたのであれば、「こんなに人を不快な思いをさせる態度を、自分は絶対にするまい!」と心に焼き付けるべきです。
【他の存在に「譲ること」「許すこと」「謝ってあげること」】は、他の存在に対し、リスペクトを示すことであり、気持ちを高めさせることです。
他人の気持ちを高めさせることのできる人は、尊敬に値する人です。
毎日の日常で起こる無数の機会かもしれませんが、この【他の存在に「譲ること」「許すこと」「謝ってあげること」】をデフォルトとして身に付けてる人になりたいものですね。
これを読んだあなたが、もしそうなりたいと思ったのであれば、たった今からでも始められます。うまくいかなくとも、何度もリスタートできるはずです。
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