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#映画

ハイジ アルプスの物語(原題:Heidi)

私は、昔流行った「アルプスの少女ハイジ」をそんなに見ていたわけでもないし、ちゃんと本を読んだわけでもない。 だから、この感想は、2015年に公開された、ドイツ・スイス合作の「ハイジ アルプスの物語(原題:heidi)」についてのみである。 NHKーBSで放送があったので、何となく録画しておいて観た作品。 感想を一言で言うならば非常によかった。 ハイジ役のアヌーク・シュテフェンが、とっても愛らしいこともあるのだが、それ以上に魅力的と言えるのが、預けられた先であるゼーゼマン家

勇気をもらえる映画 「ア・フュー・グッド・メン」~アメリカ海軍第7艦隊の兵士たちと観た思い出

「ア・フュー・グッド・メン」は、1992年に公開されたアメリカ映画で、海兵隊組織の中に巣食う巨悪に挑む、若き弁護士ダニエル・キャフィー(トム・クルーズ)の挑戦と成長を描いたもの。 法社会であるアメリカでは、法廷ものの作品は、非常に人気があるが、この作品は、トム・クルーズとデミ・ムーアが出演したからというわけではなく、大ヒットした作品。 製作費約3300万ドルに対し、アメリカだけで1億4000万ドルを超す興行収入を得ている。 特に「正義とは何か?」という永遠のテーマを扱った

映画「スタンド・バイ・ミー」

最も好きな映画のひとつであり、「夏」と言えば、頭に浮かぶのが、この映画。 今更、うんちくを述べる必要も無いだろう。 専門学校に学ぶ娘が、授業の一環として「模擬マガジン?」をつくった中に、いい感じのイラストを載せていた。 2点とも、私の大好きな「4人で線路を歩くシーン」とラストで「ゴーディとクリスが別れるシーン」である。 ※「チップ」を歓迎しております!^^ もし、この作品をご覧になって「よかった」とお思いになり、「多少でも、お心づけを!」と思われましたら、下ボタンの「サポ

映画「アラバマ物語」(原題:To Kill a Mockingbird)のアティカス・フィンチ弁護士は、アメリカでインディ・ジョーンズやジェームズ・ボンドを越えるヒーローであった

標題が示す内容は、wikipediaの中で述べられている通りであるが、弁護士アティカス・フィンチがインディ・ジョーンズやジェームズ・ボンドと違うのは、モデルとなったのは、原作者ハーパー・リーの父親という実在の人物であるという点だ。 もちろん彼は、インディ・ジョーンズのように派手なアクションを繰り広げるわけでは無い。 むしろアクション的なシーンは皆無である。 ではなぜ、アティカス・フィンチのことを、多くのアメリカ市民が「ヒーロー」と称したのか? 次のようなことではないかと感

映画『THE FIRST SLAM DUNK』

意外や、妻がこの映画を観たいと言い出したので、結局帰省中の娘も含め、家族4人で観ました。 結果、4人とも見終わった後、「面白かった!」と感想が一致しました。これは、なかなか無いことです。 漫画「スラムダンク」が当時、爆発的に人気が出て、同じころNBAのマイケル・ジョーダン人気と相まって、バスケットボールが大変注目されていた頃、偶然にもある佐世保の中学校で、男子バスケットボール部の顧問となりました。 そのいきさつについて、少しだけ触れると、この学校に転勤になった時に受け持っ

過去の歴史に立ち会う事ができる ~ 映画「ヒトラーのための虐殺会議」

ナチス・ドイツによるユダヤ人のホロコーストを加速させた、史上最悪の会議と呼ばれる「ヴァンゼー会議」が開かれたのは、1942年1月20日です。 場所は、ベルリンのヴァン湖畔にある豪邸。 この映画には、一切の戦闘シーンやドラマチックな映像は無く、約90分間、淡々と会議の模様が再現されています。 これは、映画の中にも表される「会議録」が完全な形で残されていたが為です。 私たちは、絶対に過去の一場面に戻って、その様子を見ることはできません。しかし、ひとつだけ、その方法があります。

「ラーゲリより愛をこめて ~ 山本 幡生という、人柄と主張

元々、シベリアに抑留されていた収容所に、「クロ」と呼ばれる野良犬が住み着いて日本兵たちになつき、その犬はなぜか、ソ連兵をみると吠えるので収容者たちに可愛がられていたというエピソードは知っていた。 また、そのクロは、収容者たちは、引き揚げの際、どうにかして引き揚げ船の出る港までついてきて、最後は船を追って、海に飛び込んで泳いできたのを船長が停船して助けたという結末も。 ですから、この映画を観たいと思った理由は、そのエピソードが使われているからというものでした。 ※以下、映画

小松 菜奈の、圧巻の「目の演技」 ~  「余命10年」

私は、原作本も見ていないし、原作者のことも何も知りませんでした。 ちょうど他の映画を観ていたのですが、途中で眠くなって寝てしまっていて、気付くとその映画は終わっておりまして、何か次の映画が始まっていました。 何のことはない。息子がAmazonに切り替えて、映画「余命10年」を観だしたのでした。 ほぼボーっとした状態で、その映像を見ていたのですが、何やらものすごくきれいな映像で、これは「CGなのか?」とも思ったのですが、どうやら、そうではなさそうです。 主演が小松奈々さんだと

映画「ドリームホース」 ~ 全ての馬が「ドリームホース」である

長崎には珍しい「風雪注意報」が出る中、市内に唯一残る、単館劇場「セントラル劇場」に映画「ドリームホース」を観に行ってきました。 直前に、四国の方がやはり単館劇場で、この映画を観た時、他に誰もお客さんがおらず、貸切り状態であったとSNSで発信されていたので、天候のこともあり、自分も同じようなものだろうと予想していました。 すると、他に3人がおられ、ふと「長崎市にはまだ、馬という存在に親しみが残っているのか?」と思いました。 しかし、これは何の信憑性もありません。 感想から先に

劇場のスクリーンで「空の大怪獣ラドン」の中の、昭和30年頃の坑道内と炭鉱街の「天然色のリアル」に触れた

かつて県内のいたる所に存在した炭鉱と炭鉱街。 それはどんなことをしても、当時を再び見ることはできません。 数枚残されているかどうかというモノクロの写真だけが手がかりで、それすら無いところばかりです。 今、かつて炭鉱があった場所に立ってみても、「本当にここにそんな場所があったとは、到底信じられない」ような所ばかりで、果たしてそれが正しいのかどうかすら疑問になります。 しかし、ほぼ唯一。昭和30年頃の炭鉱街を当時のカラーのまま、見ることができるのが、表題にある東宝映画「空の大

映画「インビクタス/負けざる者たち」は、ネルソン・マンデラが「赦しの偉大なる力」を教えてくれる作品

映画「インビクタス/負けざる者たち」は、ラグビーの映画と思われているのかもしれないが、それは違う。 アパルトヘイトの象徴であった、南アフリカのラグビー・ナショナルチーム「スプリングボクス」の実話を通して、囚人から大統領になった故ネルソン・マンデラの偉大な思考を後世に伝える名作なのである。 内容については、ぜひ鑑賞してほしいが、私が最も印象に残ったのは、映画のシーンと言うよりも、映画を通して知った、マンデラの思考と価値観である。パラダイムと言ってもいいかもしれない。 実際

映画『ドリーム』(原題: Hidden Figures)は、「人間ていいな、生きていてよかったな!」と思わせてくれる映画

まず原題も邦題も、この映画の内容にマッチしているとは思えない。 たまたまNHKの特集で放映していたので、録画しておいて観たのだが、個人的に「歴代5本の映画」に入れても遜色のいない映画。 表題の通り、見終わった後爽快感があり、「人間ていいな、生きていてよかったな!」と思わせてくれる映画である。 まだ人種隔離政策の色濃く残る時代のアメリカ南部において、NASAの宇宙開発計画に大きな貢献をした黒人女性キャサリン・ゴーブル(この時、夫時ジェームスは脳腫瘍で死去。後に再婚し。キャ

The talent of JRR Tolkien, famous for "The Lord of the Rings," was trained in his single-mother home education. His mother died prematurely, unaware of Tolkien's glory.

I don't think it's necessary to tell anyone about the worldwide hits of the movie The Hobbit's Adventures and The Lord of the Rings series. However, I don't think much is known about the original author, JRR (John Ronald Lowell) Tolkien. In

もう一度観たい映画 『刑事ジョン・ブック 目撃者』1985

原題「Witness」すなわち、目撃者。 偶然、殺人事件を目撃してしまったアーミッシュの母子と、二人を守ろうとする刑事ジョンブック(ハリソン・フォード)の刑事ものだが、アーミッシュの村が舞台となることもあり、コロナ禍の今、とても意味を持ってもう一度観てみたい映画である。 動画は、動かなくなった車を修理していて、たまたま流れてきたラジオの音楽に合わせてジョンとアーミッシュの女性がダンスを踊るというシーン。