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ちょっといいハナシ

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2021年5月の記事一覧

一体どっちが「有害鳥獣」なのか? ~2021.5.23長崎新聞の記事より

2021年5月23日付け長崎新聞の記事。 「有害鳥獣」の記事として猟友会と連携する会の「ジビエ」活動の紹介をする記事。 「命をいただく」という表現には何の異論もない。 しかし、見出しのような画像を掲載し、「有害鳥獣」と記している点について、この記事を書いた記者と長崎新聞社は、「本当に被爆県として平和を推進する意味を取り違えていないのか?」という思いが浮かんだ。 もし、画像が野生の鹿ではなく、誰かのペットである犬か猫がくくり罠にかかったものであったら、非難囂々(ひなんごうご

コロナ・ワクチンに殺到する群衆は、まるで沈みゆくタイタニックで救命ボートに乗ろうと争う姿そのもの

どんなタイミングか、地上波で映画「タイタニック」が放映された。 史実をベースに作られた作品で、乗客の半分しか用意されていなかった救命ボートをめぐり、醜く争う乗客たちの姿も描かれていた。 実際に、ボートに乗れなかった多くの乗客は、水温0℃という海に投げ出されたのだが、うち2名だけが、生存しており、その証言がこの作品に生かされることになった。 一人は、パン屋の男性。 「どうせ死ぬなら!」と多くの他の乗客を救う為に誘導した後、ブランデーを楽しんでから海に飛び込んだ。 このアル

万能では無いが、石鹸を併用することで「環境」のことを考えよう

環境問題は、多種多様であるが、ここでは「水資源」という環境に関すること。 ある日、NHKラジオで誰かコメンテーターが言っていたのを聞きました。 「食器洗剤だとか、ガラス洗いだとか、種類がとにかく多すぎる。食器は普通の石鹸でも洗えるし・・」 確かに。 食器洗剤は気に入ったやつをボトルで備蓄してるし、「眼鏡シャンプー」なるものも切らさないようにしてる。同じようなものが他にもある。 そもそも「食器洗いは合成洗剤でないとダメ」という刷り込まれた概念があったことに気付いた。(

学校教育に決定的に欠けているものの一つ ③  ソフト・ランディング

おそらく多くの人が感じていることだと思いますが、特に幼稚園・保育園から小学校に上がる時のソフト・ランディングは本当にひどい状態で、昔からほとんど何ら変わっていません。 幼稚園。保育園時代は保護者と一緒に登園し、登園した時には必ず保育士さんが出迎えます。 そして、保護者と簡単な連絡をした後、まず保育士が子どもと話をした後、他の事の遊びに合流させたりします。 (但し、私たちの時代には、自分たちで歩いて登園していましたが、それは同じ幼稚園に通う子どもがうじゃうじゃいて、集団登園し

学校教育に決定的に欠けているものの一つ ② べースにあるべき「リスペクト」

「リスペクト」の無いところに、教育はあり得ません。あろうはずがありません。 最近でこそ、「人権学習」なども増えてきましたが、たった40~50年遡るだけども、この国の「リスペクト」は、おぞましいものでした。 「尊敬」という言葉があったとしても、それは教師が児童・生徒に対して強要するものであり、教師が生徒に対して向けるものは微塵もなかったと思います。 殴る蹴るの暴力はもちろん、精神的な辱めや侮辱など、ここに列挙するのも嫌になるのでやめておきますが、こういった経験は誰にでもあ