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少しラクに生きるためのヒント

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#仕事

「失敗」が何故、チャンスであるのか?

①他人に損害を及ぼさない「失敗」であるのならば、「失敗」は親しみを持ってもらえるチャンスとなるから。 ②他人に損害を及ぼす「失敗」なら、その後「どういう対処をするか」「どういう態度を示すか」という点について、その人の人柄を示すことができるから。 失敗の後、他人のせいにしたり、言い訳などせず、きっぱりと謝り、その後失敗への補償について誠意を示すならば、それは失敗をした人物の仕事等に対する価値(バリュー或いはポテンシャルの高さ)を示すこととなり、「この人ならこの先、仕事を任せて

言葉遣いがまずい人は、けっして仕事が うまくいかない ~ パリの美術館と琵琶湖有料道路で

かつて日本語学校の校長をしていた時、外国から来たばかりの青年たちに言ったことがある。 『 日本にきたら、「ありがとう」と「こんにちは」を沢山使ってください。その言葉が、将来きっとあなたを助けてくれるはずです。』 彼らが、卒業後もずっとこの2つの言葉を使い続けていたら、きっとどこへいっても、どんな職場でも温かく迎えられただろう。 どんな外国にいったとしても「笑顔」「ありがとう(現地語で)」「こんにちは(現地語で)」は世界共通なのだ。 一方、仕事をする上で「世界共通の大事な

「管理職」や「~長」というのは、ただの「役割」なのである

仕事をしながら、時間経過がわかるようにNHK第一放送をつけている。 先日、番組の中で「人生相談」のようなコーナーがあった。 「40歳代の女性管理職が、年上で男性の部下に手を焼いているので、どうしたらいいか?」というものだった。 コメンテーターは、「AI研究家」の黒川 伊保子さん。 その相談に対して、「40歳の頃の女性は、とにかく間を置かず、早口でしゃべってしまうから、意図的に間をおいて話すように」というようなアドバイスをしていた。 まぁ、そういうこともあるだろうけども、私

仕事でも何でも、「褒め言葉」ほど恐ろしいものはない。実は「お叱り」やクレームほど有難いものはないのだ。

「褒め言葉」をそのまま額面通り受け取らなかったとしても、少なくても「まぁこれで大丈夫なのか」という勘違いを起こさせてしまう。 そんな合格点なんて、滅多にあるはずはないのだ。 逆に「お叱り」やクレームは、明確に、時に細かく「良くない点」を指摘してくれる。 「良くない点」こそが、まさに「伸びるヒント」というビジネス上有難いものなのだ。 そういうのが判ってくるまでには、やはりある程度の年季がいる。 そして、ほとんどの飲食店やなんかが、クレームなんかは読みたくないのか、「ご意見

1つのプランで、100日待つよりは、毎日連続の100プランで、100日を過ごせ

理由は、標題を読んでもらえば、その言葉どおりである。 1つの策が、一発目でヒットすることなんて、そうは無い。 あの手この手、あらゆる手を打ちまくるべきなのだ。 しかし、それはすべてが、打ち捨てでは無い。 種なのだ。 種を蒔いておけば、それが忘れた頃に芽を出すこともある。

「仕事=働く」の原点は、相手に「Win」を与えること

仕事を探すという時に、まず考えることは「ハローワークで仕事を探す」であろう。私自身もだいぶお世話になった経験がある。 次が「就職情報誌やサイトを見る」だろうか。 しかし、 その2つには表題のような内容とは、かけ離れている案件がほとんどと言って過言では無い。 結果、原点と離れている状態が長く続く状態に耐えられず、離職する → (募集する側は)再び募集する、というサイクルになっている。 ハローワークにしても情報誌にしても、いつも同じような職種、内容だけが常時掲載されていることに

「ソリューション」をベースにしないなら、そもそも学習や仕事をする意味が無いではないか

人が生きている以上、そして世の中に社会がある以上、必ず「問題」が存在する。 だからこそ、そん問題を少しでも納得・満足できる(~と思える)状態に近づけるべく、あらゆる角度から方策を探り、トライしてみることが必要である。(それをここでは「ソリューション」と定義している) 言い換えれば、それが「生きる」ことであり、常にそのマインドで毎日を過ごすことが、「生きるという意味」とも言っていいだろう。 「ただ何か、数や名称だけを覚えるためだけの勉強」 「試験にパスする為に暗記して、正答

「働く」の原点は、「自分に向いている仕事(会社等)を探すこと」ではなく、「物事を解決に導くソリューション力を発揮すること」 ③漫画「銀の匙」は。もっとも判りやすいフローチャート

漫画「銀の匙」は、北海道、大蝦夷農業高校を舞台にしたもの。 高圧的な父親から逃れる為にだけ入学した「優等生」である主人公・八軒が、様々なギャップに翻弄されながらも成長していくストーリー。漫画とは言え、緻密な取材に基づいて描かれており、家畜の屠殺や同級生の農家の廃業など、現実的な面を克明に描いている。 その中で主人公は、「仕方ない」と割り切るのではなく、「割り切れない自分」と、とことん付き合っていこうとする。 その心中の動きやプロセスこそが、「ソリューション力」養成であり、非

フリーランスを毒牙にかける手法とは?

まず、フリーランスの定義だが、令和4年6月現在、一般的には「フリーランスは、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、業務委託により自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主である」とされる。 2020年の統計では、日本に約460万人のフリーランサーがいるとされているが、この数は現在では間違いなく増加しているであろうし、その需要も増加してゆくと考える。 しかし、このフリーランサーが、個人主体であることを逆手にとって、標題のごとく毒牙にかけようとする「会社組織」

商売をやるならば、「品質(種類)」ー「価格」ー「付加価値」ー「宣伝」の次に来るものが、もっとも重要

何か物を売る場合であれ、サービスを売る場合であれ、オーソドックスには、標題のような思考になると思います。 ここまでは、ほぼ誰もが考えると思うのですが、実際はそう簡単なものではありません。 「商材が時代に合わなかった」とか「商売に向いてない気質だった」とか、「ターゲットとなる消費者の心理をつかめていなかった」など色々と失敗の原因を考えますが、本当にそうでしょうか? 私は、その次にくるべき「もの」が無いので、伸び悩んだというのが実情ではないかと思います。 その次に来るべきも

仕事をして対価を得るとは、究極には「ソリューション力」をいかに発揮するかなのである。しかし、根本が間違っているならば、発揮しようがない。

まず小中学校の「進路学習」では、「どんな仕事があるかな?」に始まり、「どんな仕事をしたいかな?」と続き、「どうやったら、なれるかな」で大体完結する。 それで高校進学などを考えるが、そんな都合よく流れる進路などはなく、地理的な事情や経済的な事情で、学校選択をし、進学をする。 しかし、その内道を半ば見失ってしまう。学校で課せられる膨大なことに毎日を忙殺されてしまうからだ。 結果、進学にしろ、就職にしろ長続きしない。当然のことだ。若者に問題があるわけでも何でもない。 ◎働く

自分の人生を大切にする時間が確保でき、誰か人の為に役に立っているという実感がなければ仕事なんて長くは続かない

表題の真逆。 「賃金にカウントされない早めの出勤、慢性化した残業」 「やっていることが、誰かの役に立っているとは、到底思えない内容」 高校や専門学校を卒業し、希望を持って就職した先がそんなんで、 当然モチベーションなんて上がるはずもないのに、信頼もしてない上司や先輩から怒られて、それでやっといくらかの「なみだ金」を稼ぐ。 そんなの、長くは続かないですよ。 地方の若者が卒業後、地元に定着せず、都会に出ていくのは、会社の数が少ないばかりではないです。 表題のような環境で若者

学校教育に決定的に欠けているものの一つ ⑧  教師にふさわしい人間性を養成し吟味するための基本理念

このシリーズの結論的なものだろうと思います。 この基本理念は何であるか?と尋ねられて、明快に答えられる人はいないでしょう。 近代化を焦る明治政府が、ヨーロッパ諸国の非難をかわす為に、型枠だけをとりつくった「教育制度」のツケを未だに児童・生徒が払わせられているのです。 現実的な問題として、我が子が学校でいじめに遭ったり、不登校などという事態に陥った時に、担任に相談しても埒(らち)が明かなければ、校長や教育委員会に相談すればいいと考えるでしょう。 しかし、ほとんどの場合、何も解

ニーチェの言葉より③  いつも機嫌よく生きるコツ

『 不機嫌になる大きな理由の一つは、自分のなしたこと、自分の産んだことが人の役にたっていないと感じることだ。 だから、不機嫌な老人がいる。 一方で輝く青春の真っ只中にいる若い人たちが不機嫌なのは、自分が社会の中で生産的な存在になることがまだなかなか難しいからでもある。 したがって、いつも機嫌よく生きていくコツは、人の助けになるか、誰かの役に立つことだ。 そのことで自分の存在という意味が実感され、これが純粋な喜びになる。』                    「人間的な