マガジンのカバー画像

少しラクに生きるためのヒント

208
運営しているクリエイター

#商売

商売は「いいお客を探して売る」ではなく、「お客のいいところを引き出して売る」

商売をしていれば、様々なお客に会う。 「なんていい客さんだ!」と感嘆するような機会に出あうことはそうないだろう。 自分としてはポリシーを持って、誠実に真面目にやっていても、心なかったり、冷淡なお客に遭って、ついには怒りをぶちまけるといった経験なども、人間ならばあるだろう。 しかし、それでも尚、そこを越えたところに商売の「真髄」というものがある気がする。 商売は「いいお客を探して売る」にではなく、「お客のいいところを引き出して売る」なのだ。 そのポイントを一言で述べるならば、

「啖呵売」という話芸による、上級の販売方法に、新しく学ぶ②「この人から買いたい!」

長崎市には、昔から「おくんち」と呼ばれる祭りがあります。 毎年、10月の7,8,9日に行われるので、「9日=くんち」と呼ばれるようになった祭りです。 昔は、一帯を埋め尽くすほど露店が並び、賑やかでした。 子どもの頃は、山車などよりも、にぎやかな露店めぐりが楽しみで、友だちと繰り出していたのですが、もっと昔を辿ると、より活気が溢れていたことがわかります。そこでは、すばらしい「話芸」とも言える啖呵売が至るところで行われていたようです。 ところが、ここ数年と言うか、数十年と言うか

「啖呵売」という話芸による、上級の販売方法に、新しく学ぶ①「車 寅次郎の啖呵売」

啖呵売(たんかばい)という昭和の時代まで盛んであった、非常に巧みで上級な「販売方法」をご存じでしょうか? 記憶に新しいところ?では、映画「男はつらいよ」シリーズの主人公、車 寅次郎が的屋(てきや)として縁日の露店で行っていたのがこれで、巧みな話術で人を集めて笑わせ、さらりと物を売るといったものです。 特に寅次郎が商売をしながら述べる口上は、鮮やかなものとも言えるものです。 どうです。目で追うだけでもうっとりとしますね。 声に出して読んでみるだけでも、何だか元気がでてきま

多少つまらない映画でも、テレビで放送されると「まぁ見るか」となるということ

私も息子も「男はつらいよ」シリーズが大好きで、全49作のDVDを持っています。 しかし、たまに引っ張り出して鑑賞するかというと、ほぼ それはありません。 一方、たまにBSテレビ東京で週に一度「男はつらいよ」シリーズを放送する時があるのですが、そんな時は必ずハードディスクに録って観ます。 商売、営業を考える上で、この点が非常に大事かと思います。 「そこにあるということは知ってはいるけれど、たまに目にしなければ、人はそれを利用しよう、購入しようとは思わない」ということです。

売れるかどうか心配する前に、まずいろんな「売り方」に挑戦してみよ

売れるか、どうか。バズるか、どうか。お客さんがくるかどうか。 そんなことを一年中、朝から晩まで思案していてもしょうがない。 「商売は、売り方が9割」と、どこかの誰かが言ったそうな。 だったら「売り方」を思案して、まずやってみな!

誰もが、新商品開発、品質改良、販路拡大、販売システムの構築等に躍起となっているが、何故もっと「宣伝方法」に心血を注がないのか?

TVの電源を入れると、深夜から早朝までショップ・チャンネルのような番組が流されています。 ブラウザを開くと、広告が矢継ぎ早に表示されてきます。 民法ラジオもそうです。 郵便もそう。 新聞もそう。 投函チラシもそう。 その中でアピールしていることは、ほぼ全てが、「商品」や「サービス」の宣伝です。 この世界的な不況の中、物やサービスを売り込むことは、本当に大変で、上記のように、起きて寝るまでの間に出会う情報に、かくも山のような商材宣伝が入ってきている状況は、十分に理解できます。

商売をやるならば、「品質(種類)」ー「価格」ー「付加価値」ー「宣伝」の次に来るものが、もっとも重要

何か物を売る場合であれ、サービスを売る場合であれ、オーソドックスには、標題のような思考になると思います。 ここまでは、ほぼ誰もが考えると思うのですが、実際はそう簡単なものではありません。 「商材が時代に合わなかった」とか「商売に向いてない気質だった」とか、「ターゲットとなる消費者の心理をつかめていなかった」など色々と失敗の原因を考えますが、本当にそうでしょうか? 私は、その次にくるべき「もの」が無いので、伸び悩んだというのが実情ではないかと思います。 その次に来るべきも