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少しラクに生きるためのヒント

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#生命

相手を想うことは、相手に命を与えることである

相手を想うことは、相手に命を与えることである。 それは今も生きて遠くにいる相手であっても、たとえ亡くなってしまった相手であっても同じことである。 そしてそれは全ての生命にとってもそうであり、物や場所にとっても同じである。 もし相手が、会いに行こうと思って会えるなら会いに行けばいいし、手紙やメッセージを贈ればいい。 訪れたり、触れたりすることができれば、そうすればいい。 そして、その事を記しておけばいい。

「看病する人が、病気になりにくい」「席を譲った人が、疲れにくい」を「遺伝子」で考察する

小学校の教科書に載っている、斎藤隆介作、滝平二郎絵の「モチモチの木」という童話をご存じだろうか? 山奥で、爺さまと二人で暮らす「豆太」という子どもは、夜になると、家の間にある大きなトチの木が怖くて、厠にもひとりで行けなかったのだが、ある夜、急病になった爺さまの為に、一人山道を走って医者を呼びに行くという話。 「もしかしたら、爺さまが死んでしまうかも」というモチベーションが、豆太をそれほどの行動に駆りたてた。 これは、「火事場の馬鹿力」という言葉もあるごとく、人間はいざとな

人間にとって、尊厳ある豊かな暮らしとは、何なのだろうか? Ⅱ

yahooニュースで、”ソマリアで乳児の死亡率が非常に高く危機的だ”というニュースがUPされていると、これまた無数の「匿名の」有象無象が、よってたかって、「避妊のことを考えないのか!」「援助に頼り切っている民族だから、きりがない」だとか、言いたい放題。 正直、気持ち悪くなる。 なら「(コメントなど)読まなければいいではないか?」と言われそうだが、こちらは何か人道的なトピックを期待して読んでしまった。事実、稀ながら非常に聡明ないいコメントに遭遇することもある。 そういったインス

「他者との違い」をリスペクトしないことが、いかに愚かなことか

日本の分子生物学者である、村上 和雄博士の「生命の暗号」の中に、次のような文章があります。 目が青かろうが、肌が褐色だろうが、何の宗教を信じてようが、人間なんて遠からず、「全て親戚」のようなものなんですね。 街を歩いている人だって、親戚のおっちゃんや、おばちゃんだと想像すると、なんだか憎めません。 ベジタリアンだからと言ってる人も、同じ生物である植物は食してるのであって、自分と違う人を無差別に非難するのは、いかがなものかと思います。 我々はどんなに頑張って進化?しても

地球上の全ての生物の遺伝子の原理は共通している。ということは、マクロ的に言うと、生物は全て親戚なのだ!

村上 和雄博士の「生命の暗号」の中に、次のような文章があります。 人間がどんなに科学を進化させたとしても、「遺伝子」そのものを「0」から作り出すことはできません。 博士は、その全ての生命の素である遺伝子を造り上げた、何であるかもわからない存在を、「サムシング・グレート」と読んでいます。 遺伝子の構造を調べることは可能であるが、そもそもどうやってその遺伝子が、どうやって造りあげられたのか、それは科学では解明できません。 しかも、博士は普通、人間の遺伝子は5%ぐらいしか使わ

殿筋群と骨盤との傾きは、人類の二足歩行の歴史 ~ これが生命力のカギ!

人生の「第4コーナー」を廻っているというのに、未だに「よくわかっていなかったこと」。 それは「人体と生命力と精神衛生に関する重要事項」であり、義務教育や様々な「健康教室」「リラクセーション関連施設」でも繰り返し紹介されるべきことなのですが、なぜかあまり知られていません。 それが、種々の病院や製薬会社、整骨院などの利益を損なうからなのかどうかは、わかりませんが、私の親のように、に「まさに今、寝たきりになるかどうかの間でもがいている者」とっては、そんな冗談めいた話では済まされま