架空の第120回箱根駅伝を実況する②1区

こんばんわ、スーホです。架空の箱根駅伝実況します。
↓に各チームの紹介があるので是非ご覧ください。

1区 大手町~鶴見 21.3km

レースの流れを大きく左右する重要な区間でもあるため、チーム屈指のスピードランナーが登場し、慎重な駆け引きが続きます。勝負のポイントは、平坦で直線的なコースが長く続いたあとの17km過ぎの六郷橋です。(公式サイトより引用)

出走メンバー

駒澤:里見→三井 法政:飯塚→高橋 東洋:森園 早稲田:栄村 了徳寺:三笘→椎名 慶応:藤田 青学:細谷 中央:石井→松本 帝京:伊藤 国際:神谷 立教:宮内→徳丸 創価:藤田 駿河台:亀田 國學院:堀口 大東:武田→小谷 東海:川崎 芝浦:三浦 国士舘:佐々木 日大:樫木 順天堂:中村 明治:佐伯→山川 薬科:中山→五島 デジハリ:越替→ダニエル 立命:川村 城西:頓宮→万崎

当日変更は以下の通り。立教は去年復路で好走した宮内、城西は主力の頓宮が痛すぎる欠場となってしまった。区間賞候補は東京国際・神谷、デジハリ・ダニエル、慶応・藤田、法政・高橋、駒澤・三井あたりだろう。この中から区間賞を獲れるのは1人だけだと考えると非常に豪華なメンバーである。

スタートとともにデジハリ・ダニエルが飛び出し一気に先頭に躍り出た!ものすごいペースで集団を引っ張っていく。各校これについていくが、立命館・川村はオーバーペースを避けるためについていかないことを選択した。

最初の1kmは2分37秒。ダニエルの後ろには神谷、三井らがぴったりとついている。2kmもしないうちに城西・万崎、創価・藤田が離れていったが両者とも表情は余裕がありそうだ。

一旦ペースが緩みかけたが、新八ツ山橋の上りでダニエルが再びスパート。これに慶応藤田も反応し2人が抜け出す。残りの大学は3位集団を形成するが、これに明治・山川と駿河台・亀田がついていけなかった。特に亀田はわき腹を押さえており心配な遅れ方だ。

後方では立命館が城西創価に追い付き23位集団を形成していた。

ダニエルが後続との距離を離していき、慶応藤田がそれについていく。デジタルハリウッド大学の、ユベントス風の縦縞に赤で「dhu」と書かれたユニフォームとハリウッドレッドのタスキが目立っている。

3位集団もいいペースで推移しているが先頭との差は広がっていく。集団を引っ張るのは法政高橋、東京国際神谷など。青学細谷が5mほど離れた最後方をキープしている。薬科五島は苦悶の表情を浮かべている。

そして13km過ぎ。陸橋のアップダウンを使って完全ノーマークだった東海川崎が3位集団から抜け出しを図った!各校ついていこうとするが薬科五島、立教徳丸、大東小谷がついていけない。さらにこのスパートで区間賞候補だった駒澤のスーパールーキー三井が集団の最後方まで下がってしまった。川崎の後ろには法政高橋と東洋森園がぴったりついている。

先頭は15kmを通過。ダニエルがつかれ始め、慶応藤田が引っ張るようになった。3位集団の姿が徐々に近づいているような気がする中、蒲田の定点を通過する。

蒲田 1区15.2km
1位慶応デジ 42:19
3位東国法政東海東洋早稲中央国士帝京 +0:28
11位青学 +0:30
12位芝浦日大駒澤順天国学了徳 +0:33
18位大東 +0:38
19位立教 +0:41
20位薬科 +0:49
21位創価 +1:31
22位立命明治城西 +1:46
25位駿河 +1:58

蒲田の踏切が紹介されている最中に東国神谷がスパートをかけたようだ。これによって3位集団が2つに分かれる。一旦前についた選手の中でも細谷、早稲田・栄村はついていくことができなかった。

先頭は六郷橋の上りにさしかかる。最大で40秒以上開いていた後続との差は20秒を切ってきた。ここでダニエルが脱落し慶応藤田の一人旅が始まった。

実況アナウンサー「慶応の藤田はこれが競技生活ラストラン。卒業後は総合デベロッパーに就職し、都市開発に携わります。藤田は言いました。これまでいろいろな人に支えられてきた。だから、今度は自分が走りで恩返しする番なんです!」

3位集団は相変わらず神谷が中心になっている。国士舘佐々木が六郷橋の上りで遅れ、後ろの早稲田青学の集団に吸収された。

六郷橋を登り切った平地で3位集団にいた東洋森園が仕掛ける。3位集団は一気にダニエルを飲み込み、先頭との差も10秒を切ってきた。この集団から東国神谷と東海川崎が遅れ始める。神谷がここでついていけないのは東京国際にとっては非常に痛い。

六郷橋を下りきったところで慶応藤田はしきりに後ろを気にする。もう法政東洋中央帝京の2位集団はすぐ近くだ。なかでも、ここまで余計な力を使っていない帝京伊藤が元気そうに見える。

後方では、三井が早稲田と国士舘を捉えて前に出たようだ。20mほど前に青学もおり、ここにきて駒澤が息を吹き返している。

残り1kmでついに首位が入れ替わった!東洋森園が引っ張る2位集団が慶応藤田をとらえて一気に突き放した。中央松本がじりじりと遅れ始めるが、東洋帝京につぐ3位は守れそうな感じだ。

往路鶴見中継所、最後は東洋森園が短距離走のようなスパートで帝京伊藤を一気に突き放した!ここまでの駆け引きでかなり体力を消耗しており、身体は限界を迎えているだろうが、まさに鉄紺の意地だ。

2番手は帝京伊藤、3位は中央松本がやってきた。伊藤はこれが初駅伝。見事な走りでチームは最高の流れに乗った。

往路鶴見中継所 1区→2区
1位東洋 1:00:12
2位帝京 +0:02
3位中央 +0:10
4位法政 +0:16
5位慶応 +0:17
6位駒澤 +0:30
7位東国 +0:33
8位東海 +0:33
9位青学 +0:33
10位国学 +0:39
11位早稲田 +0:44
12位日大 +0:45
13位国士 +0:46
14位了徳 +0:46
15位芝浦 +0:55
16位順天 +0:55
17位デジ +1:03
18位立教 +1:25
19位大東 +1:29
20位創価 +1:58
21位薬科 +2:05
22位立命 +2:22
23位明治 +2:22
24位城西 +2:25
25位駿河 +3:34

優勝を狙うチームでは、東洋・中央が理想的な位置。法政・慶応・駒澤も許容範囲だ。ただ、大東は優勝の可能性が限りなく薄くなるブレーキだった。

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