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蟹座の解釈編〜門馬寛明先生の「西洋占星術」を読み解いてみた⑩〜

毎日投稿344日目。門馬寛明先生の「西洋占星術」を読み解いてみたシリーズ⑩です。今日は蟹座の解釈をご紹介します。

◆蟹座とは

(前略) 蟹座のシンボル「♋️」は、「母性の回転」を意味し、子宮を守る卵巣の形、そして、そこから生まれる、保護と保育の精神、強烈な防衛本能を表わしています。(中略) こうして、星座と守護星のもつ特性は、意志に生きるより、情に生きる「母性愛」として、蟹座の人の性格にあらわれてくるのです。将来に対して、つねに母親のような夢と期待をもっています。そして、その夢の一つが消えても、すぐにつぎを生み出さないではいられず、また、知恵や、計画にしても、たえまなく、つぎつぎに新しいものを生み出していくところなど、多產な蟹の習性そのままです。このことは、夢みるような豊かな想像力や、煩雑な仕事にもくじけない実務能力にもつうじます。また、蟹座に生まれた人には、友だちをえり好みしない順応性に富み、また、目的を遂行するためには、人の知恵やアイデアを模倣することをもいとわない融通性があります。そして、自分と自分の家を守り豊かにするため、頭のなかにも、家のなかにも、なんでも集めて蓄積しておける多能な人なのです。
しかし、いっぽう、母性的な防衛本能からくる、排他的な衝動と、ヒステリックな自己主張にも人一倍激しいものがあります。
蟹座の期間の太陽は、「夏至」の季節をつくり、この星座の人に、強い生活力 をあたえました。

→蟹座が母性あふれる性質を持つのはご存知かもしれませんが、将来に対しても夢と期待をもっているというのは、斬新な捉え方かもしれません。

◆ 蟹座の人が向いている職業

蟹座の人は、模倣の天才です。しかし、人のまねをすることに終わらず、模倣から新しいものを作り出す、創造の才能にも恵まれています。その力をつうじて、自分だけでなく、大衆の精神的、物質的生活を豊かにすることに貢献するのです。冷たく、すまし返った理知的な活動力ではなく、人の感情に直接潤いをあたえる、暖かい母性愛ともいえる活動力があります。
つまり、つねに生活に密着した、大衆性をもった仕事が、適しているのです。大衆のための著作・編集活動、家庭をより豊かに暮らしよくするための工夫、そういったものに、蟹座の人の才能は、もっとも生かされてきます。
たとえば、週刊誌や娯楽雑誌の編集者、大衆的な出版活動、電子計算機のプログラマー、保育所の保母(※筆者注→保育士)、洋裁や料理学校の先生、漫画家、生活評論家、弁護士などがあげられます。また、インテリア・デザイナー、食品メーカーおよび販売業、日用品や家具の製造および販売、サービス業のマネージャー、ファッション・デザイナーなども、適した職業のうちにはいります。

→まずは模倣する、そしてマネしたものから新しいものを産み出すのが蟹座の流儀のようです。

◆ 蟹座の金運上昇のための秘訣

まず、「与えよ、さらば与えられん。」を肝に銘ずべきです。蟹座の人にとって、けちに見えることは致命的な弱みです。こせこせと気を使うのでなく、まず、お金を使いなさい。遊ぶにしても、一人ひそかに、というのでなく、つねに友人や後輩、先輩をともなわなくてはなりません。そういう人間関係から、あなたに金運が生まれてくるのです。運がきめ手になるギャンブルでも、たとえば、競馬、競輪などでは損をしますが、グループを組んでする室内ゲーム、マージャンやトランプでは、思わぬ得をすることがしばしばあります。

→身内や仲間を大事にすることが、金運に繋がるようです。

◆蟹座にふさわしいパートナー

蟹座の人は意中の人に、どこまでも愛をささげ続ける人です。しかし、子どもができると、夫婦愛は、いつしか子をとおしての愛へと大きく変化しやすいので、夫婦間の愛情を、それ自体で保ち続けられるような、生活観を持つ相手を選ぶことが最上です。

と記されており、蟹座と相性が良い星座として、蠍座と魚座を挙げています。ともに水サインですが、内面の充実をもたらしてくれるようなパートナーを求めるようです。

◆最後に

蟹座と聞くと、”身内びいき”のような悪いイメージばかりが先行しがちかもしれませんが、母が子どもにかける期待のように明るい将来を常に願っているという解釈もあるので、そうした解釈がもっと広まって欲しいなと思います。

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