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乙女座の解釈編〜門馬寛明先生の「西洋占星術」を読み解いてみた⑧〜

毎日投稿342日目。門馬寛明先生の「西洋占星術」を読み解いてみたシリーズ⑧です。今日は乙女座の解釈をご紹介します。

◆乙女座とは

書籍から引用箇所は、灰色部分です。

乙女座は、六月下旬の夕方、南の中天に見える星座です。ひときわめだつのが、一等星スピカで、これを含む大小無数の星の群れが天使のように清純な乙女の姿をかたちづくっています。この乙女の姿は、正義の女神アストライアとも、収穫の女神デメーテールともいわれます。(中略)秋の豊かな収穫をめざして、綿密な計画をたて、周到な用意をするデメーテールの性格と、悪を憎み、きびしい批判力をもつアストライアの性格は、そのまま、乙女座生まれの人にうけつがれています。(中略)この星座のシンボル「♍️」は、乙女の髪をデザインしたもので、永遠の若さ、清純さを意味し
ています。このため、乙女座生まれの人は、夢多い少女のような感受性をもっています。とくに過去の生活の思い出を忘れがたく、少女時代につくった押し花やラブレターを、すべて、自分の身辺に整理し、残しておかないと気がすみません。未来への夢もまた果てがなく、つぎつぎに、新しい夢を描き、つねに、希望と空想の中にひたっています。
(中略)乙女座の守護星は、古代の神話で恋の心の忠実な伝達者といわれた、「水星」です。この星は、細心に未来を見とおし、緻密に事を進めていく実務の力をさずけます。
こうして、星座があたえた清純さと、星がさずけた綿密さは、合わせて、不完全や不潔を憎む潔癖性をつくります。(中略)秩序を重んじ、職務上では抜群の奉仕力を示します。人の心は誠実に受け、正確に伝えます。善悪、正邪に対しては、鋭い批判力をもっています。

→乙女座は「緻密さ」と「純潔さ」を兼ね備えていると言いますが、星座の性質と支配星の水星のパワーによって授けられたものだと言えます。

◆ 乙女座の人が向いている職業

乙女座生まれの人には、綿密な観察眼や、高度な批評的識別力があたえられています。その才能は、調査、研究、分析、統計、評論、編集、会計などに絶大な効果を発揮します。また一面、だれもが完全ではなく、その欠損部分とも考えられる欲望や悲しみを補足させなければならないという思想をもっています。それが旺盛なサービス精神となってあらわれているのです。(中略) こうした、乙女座の才能を生かす職業は、その分析・調査能力からみると、たとえば、ニュース解説者、政治評論家、ラジオ・テレビ編成者、言語研究家、会計士、秘書、経理関係、会計監査役、教育家、薬剤師などがあります。サービス方面の能力からみると、看護婦、学校のカウンセラー、図書館職員、各種マネジャー、ウェイトレス、レストラン経営者などがあります。
(中略)乙女座の人は、衆目を浴びて仕事をする人ではありません。あなたにとって、仕事の楽しさは、むしろ自分でひとり、納得しながら、努力するところにあります。ですから、むしろ、指揮、監督なしで、義務を果たし、自力でひとりこつこつとすべてを仕上げるタイプです。

→現在でも通用するような乙女座の職業観ですね。MCが乙女座でもこの性質は表れやすいです。

◆ 乙女座の金運上昇のための秘訣

乙女座の人が、よい金運をつかむには、積極的に人に近づくことです。乙女座の人はいくら周囲に甘えても、不自然ではありません。孤立したがる心を陽気にして、個人的な交際ができれば、求める仕事も金も生じてきます。

→独りでコツコツと取り組むことが得意という性質を一旦置いといて、社交性を育てていくことが重要なようです。

◆乙女座にふさわしいパートナー

乙女座の愛は、お金や肉体からではなく、純情な憧れから生まれます。それには、多少なりとも尊敬できる相手を選ばなければなりません。

と記されており、乙女座と相性が良い星座として、牡牛座と山羊座を挙げています。ともに地サインですが、牡牛座と山羊座のパートナーは明るさをもたらす存在と述べています。

◆最後に

乙女座から牡羊座まで個人星座、すなわち1~6ハウスの管轄に入るので、自分の内側の部分を伸ばしていくということにフォーカスしていきます。

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