悩みを浄化してくれる手芸の魅力を力説しよう
手帳、今月になって少しさぼってます。
新たな手◯を見つけてしまったのです。
その手◯は、文字を書く必要はありません。
文字は書かないのでPDCAを回すこともなければ、
解決策を見つけることもできません。
でも、悩みに明け暮れていた視界が爽快になります。
なぜでしょう?
終わりのない悩み事をしながら手を動かすうちに
どうでもよくなるからです。
ただ、集中力は必要です。
途中肩が凝ったり、目が痛くなったりもします。
今日は、手芸の魅力について語ろうと思います。
手芸は頭を動かす芸です
布を切って糸で組み立てて何かを作る手芸、
糸は1本ではなく糸と糸とが捻れて太い1本になっています。
糸を解体すると繊維になります。
繊維は面白いです。
引っ張ると伸びる繊維、
洗濯すると縮む繊維、
キシキシする繊維、
シワにならない繊維、
濡らしてもなぜか濡れない繊維、
触るとあったかく感じる繊維。
糸になると布にされます。
布....縦と横の糸で織られた状態です。
糸を編めば編み物になります。
さて。どんな個性を組み合わせれば満足のいく作品になるでしょうか?
どんな個性を尊重するか?
先月私は、手帳カバーを作りました。
5年ほど使っていたモレスキンポケットの背表紙が剥けてきてしまったのです。
手帳カバーは手帳カバーらしく、ガッチリして存在感のある布を選びました。
フェイクレザーのオレンジと黄色を組み合わせて、お気に入りのモレスキンレギュラーサイズの子分のように仕立てました。
手帳を挟んだらなるべくカバーと一体化させたく、
薄くてペンで引っ掛けても傷つきにくい布を裏地に選びました。
いつも木製のシャーペンとmono消しゴムを使っています。
手帳カバーを開いたところに入れられるようにしました。
なるべく力を使わず筆記用具をしまいたいので、
筆記用具が動く範囲を紐でゆるく制限しました。
紐は丸く編まれているのでとても丈夫です。
ゴムで手帳を締め付けると筆記用具と手帳の凸凹から大切なモレスキンの表紙に跡がついてしまうことが分かりました。
筆記用具を入れる場所は書く時に使うことにして、書かないとき別の方法で手帳カバーと一体化させる必要が出てきました。
手帳カバーを入れる手帳ポーチを作り、そこに筆記用具を収納する空間を作ろうと考えるようになりました。
ポーチに手帳カバーを入れる時、入れやすく、安定感のあるポケットにしたくなりました。金具はなるべく使いたくないです。なんか負けた気がします。
入れる時に引っ張ったら伸びて、入れ終わったら元に戻って固定される素材。。。
編み物の出番です。
編んでいたら編み目が気になりました。
編み目を装飾に活用できないか....??
そこで、編み目を大きく出せる編み方にし、2段ずつ毛糸の太さを変えることにしました。
黒色だけで凹凸を表現すれば十分賑やかになります。
中身が飛び出さないように筆記用具を収納する場所を改造したくなりました。
金具はなるべく使いたくないです。なんか負けた気がします。
紐で縛るのもなんか負けた気がします。
そこで、弁のような網を作ってみることにしました。
内側にしまってなるべく存在感のない状態にしたいので、レース糸を使うことにしました。レース糸は細いので細かい編み目で表現でき、調整を繊細に行うことができます。
納得のいく手帳ポーチを完成させる事ができて満足です。
手芸は手に意識を集中させる芸です
作っている最中の頭の中は上記の通りでしたが、
作りながら違うことにも頭の中は動かされていました。
悩み事です。
特に同じ編み方を何十目もする編み物はかなりの時間を要します。
単調な作業になると脳は退屈するので、悩み事を掘り起こします。
編みながら、、、、
「〇〇の件はあのやり方でいいのだろうか?」
という建設的な悩みが終わると、
「あの時の〇〇さんのあのふるまい、マジで腹立った」
といった昔おこった不快エピソードが湧いてきます。
イライラしたり、ニヤニヤしたり、ハラハラしたりしながら数時間かけて編み物を完成させます。
手を正確に動かしてさえいれば、テレビを見たりもできます。
手さえ正確に動いていればいいのです。
手芸を終えると達成感...だけじゃない
作りたかったものができた時、とても嬉しいです。
これをずっと使って、いろんな所に出かけたいという気持ちになれます。
ただ、それだけでは終わらないのが手芸の魅力です。
普段思い出せない記憶まで掘り起こせるせいなのか、
今悩んでいる事がどうでもよくなってきます。
「あの時よりはマシだし、どうにかなるでしょ」
悩みを言葉にして書き出したり、
悩みを解決するために本を読んだりしていないのに、
悩みが解決されてまったんです。
....解決というより【浄化】に近いかもしれません。
気分がスッキリすると、また何かを作りたくなって情報収集の日々が始まります。
おかげで先月から手帳と向き合う時間が少なくなってしまいました。
だから、せめてもと思い、noteに言葉にして残すことにしたんです。。。。
手芸、楽しいっす。
手帳、楽しいっす。
手芸で作った物が増えれば心の声が増えたことと同じかもしれませんし、
手帳のページが進めば書き出した文字の声が増えたことと同じなのかもしれません。
手◯って面白いし、不思議です。
さいごに
これ、他人にあげるのは避けています。
過去に編みぐるみをあげてその人が不幸になった事があるからです。
1人や2人ではありません。
プレゼントする予定のある手芸は、心を無にして挑むことをおすすめします。
久しぶりにものづくりをして興奮した時の記事を最後に添付します〜。よかったら覗いてみてくださいね😉
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