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【麻雀】最低限の、身軽さで【手順解説】12/10
今日(12/10)の牌譜より
○スリムに構える大切さ
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配牌はイマイチ。
両面が2つと対子が1つ。ドラの6sがポツンと1枚。よく見積もって、40点くらい。
一番手にはなれなさそうだが、10〜13巡くらいでの和了なら目指せそうだ。
こういう手の方針は、シンプル。
「最低限の身軽さで、和了を目指す。」
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ひとまず素直に字牌を切っていき、3巡目にタンヤオの両面ブロックだけでターツが足りた。
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ここからは、いかにスリムに構えるかがポイントになる。
西北北は、安全エリアとし、残りのブロックで和了に向かう。2sにくっついても嬉しい牌はないので、ここで切る。
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そこに持ってきた4p。
しかし、これももう必要ないので、ツモ切り。
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この手で4pを2枚使い切って和了るには、14m、36p、47s(21枚)より先に、4pと8pのシャンポン(3枚)をツモる必要がある。しかも、シャンポンから引くと、ピンフが消えて打点も下がる。
ということは、かなりの高確率で4pは後々切られることになる。
しかし、この手は安い。しかも4pは全員に対して超無筋の危険牌だ。リーチを受けた後に、4pを切ってまで勝負するほどの価値はない。
だったら、先に4pを切ってしまい、スリムに進めようということだ。これなら、リーチを受けても、北を切って粘ることができる。
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言ってるそばから上家のリーチ。
戦えるはずもないので、北を切ってオリ。
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そこに、ドラの6sを持ってきた。
しかも、3mを対面が通してくれたため、23mを落として粘ることができる。一旦、打3m。
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安全に手を維持しつつ、テンパイする前に危険牌を引いたらオリる作戦だ。
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直後切られた7sをチー。
満貫の一向聴。これなら十分戦える。
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対面から二件目のリーチが入るも、6pが切られたのでチーしてテンパイ。47sの7700点。
こうなったら、もうオリない。
1pをプッシュ。
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嬉しいことに7sが切られ、ロン。
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7700点にリーチ棒が2本で、9700点の加点となった。
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この局の一番のポイントは、4pのツモ切りだ。
ここで、危険牌を逃しておけたから、立直を受けても押し返すことができた。
「スリム化」と呼ばれる技術だ。
仮に、4pが残っていた場合は、二件リーチを受けてから4pを押す必要があった。これはちょっと、放銃のリスクが大きい。
危険度も、放銃時の打点も、跳ね上がってしまう。おそらく、オリに回っただろう。
満貫の和了は、実現しなかったはずだ。
○スリムにしたほうが、いいこともある
後々押し返せる手にするために、あえて瞬間の受け入れを狭める。
そのほうが結果的に、和了率が上昇する場合がある。
「最低限の、身軽さで」
できるだけ安全に和了を目指したいときには、オススメの進行だ。
しかし、やりすぎるとそれはそれで和了率が下がりすぎ、勝てなくなる…。
このあたりのバランスは、麻雀の醍醐味だ。
たまには真面目な話も。
いつもふざけた理論ばかり使っているわけではないのだ。
↓ふざけた理論はこちら
ではまた。
読んでくれて、ありがとう。
2023年12月10日 horiwo128
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