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2022年3月18日に、卒業した君へ。

こんにちは。株式会社アリュールの堀達哉です。

始めに伝えておきますが、
今日は、あの子たちに伝えたい。

日記のような、手紙のような、
そんなブログになるかも知れません。

もしお付き合いできる方は、
最後までお読みいただけると、嬉しいです。

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遡ること5年ほど前・・・


今までスポーツや運動しかしてこなかった僕は、
ある日突然、学童保育の先生になりました。

学童保育って、学校が終わった後に
保護者の方が、迎えに来るまで
学校の変わりのようなことをする場所です。

宿題してもらったり、
おやつを食べたり、
みんなで遊んだり。

僕は2年間先生をしたのですが、
沢山の経験をさせてもらいました。

夏休みや、冬休み、春休みなんかは、
朝8時~夕方6時まで一緒にいます。

ひょっとしたら、
お父さんや、お母さんよりも
一緒にいる時間が長かったのかもしれません。

ゆえに、
大きな声を上げることもありました。
話し合いも、沢山しました。

子どもたちのココロの声を聴けるように、
そんな先生になれたらと思い、過ごしてました。




僕が学童保育の先生として、
初めて関わった6人の子どもたち。

その子たちが、今年卒業しました。



一瞬だけでも、みんなの成長した姿を
目に焼き付けたかった。

この卒業式の姿を見ないと、
僕は一生後悔すると思いました。


子ども達に会うのは、3年ぶり。
まずは、保護者の方にメッセージを入れました。



「ご無沙汰しております。

元○○学童主任の堀達哉です。

この度は、ご卒業おめでとうございます。

突然の連絡申し訳ありません。

明日の卒業式は、感染拡大防止の為に

出席できませんが、学校へは連絡し、

卒業式終わりに、みんなの顔を見に行く予定です。

明日は、どうぞ宜しくお願い致します。」



すると、返信があり、



「お久しぶりです。

みんなびっくり喜ぶと思いますよ!

ありがとうございます!!」




ここで、緊張感が高まりました。

みんな覚えてくれてるかな?
どんな顔で行けばいいのだろう?

そんなことを思っていました。



卒業式当日。



式が終わり、
最後の会を教室でしている声が、
聞こえてきました。

終わるのが待ちきれず、
物陰に隠れて、一瞬だけチラッと、
子どもたちの顔を見ました。

すると、なぜか分かりませんが、
その瞬間に涙が溢れてきたんです。



あのときは、いっぱいごめんね。
余裕がなくてごめんね。
沢山怒ってしまってごめんね。


そんな感情が溢れてきました。


あの指導で良かったのか・・
もっと良い方法があったんじゃないか・・
自分のエゴをぶつけてたんじゃ・・

だから、僕は
子どもたちに会うのが怖かったんだと思います。


そして、とうとう対面するときが来ました。


緊張して、僕の顔は引きつってたと思うけど、

もうその場に居るだけで、
僕の心は、満たされました。

目の前にいる子どもたちは、
可愛くて、可愛くて、可愛くて・・・

もう光り輝いてるってもんじゃないくらい、
輝いていて、愛おしい存在でありました。

本当は、一人一人思いっきりハグしたかったけど
はずかしくて、できませんでしたが(笑)

この子たちの為なら、なんでもできる。
なんでもしてあげたい。

そんな想いが込み上げてきました。

その為に、
もっとかっこよく、憧れられる先生に、
そんな先生で居たいな、と強く思いました。

あれから・・・

同じ後悔をしないように
沢山個性や素質を学んでいます。

人は一人として、同じじゃない。

個性があり、素質があり、
支え合いながら、認め合いながら、
尊重し合いながら、協力して生きていく。

先天的な素質も、
後天的な個性も、

全部ひっくるめて、
あなたをつくっている。

自分のものさしで測るのでなく、
相手の背景、気持ちを汲み取るように。

あのときの経験があるからこそ、
とても、そう思うようになりました。


先生も頑張るから、
みんなが大人になったら、
一緒に飲みに行こうね。

そのときは、思いっきりハグさせて(笑)

みんなの事が、大好きです。

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今週も、ここまでお読みいただき、
有難うございました!

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それでは来週も、
どうぞ宜しくお願い致します!

堀....達.哉......(HORI TATSU)

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