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竹製のトイレットペーパーの開発元は、多拠点で事業に臨むフレキシブルなスタートアップだった。

「“還す”を未来のあたりまえに。」

サステナブルを中心に置いたコンセプト、ブレずに商品開発した「BambooRoll」も魅力的です。

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おかえり株式会社は、2020年12月に設立したスタートアップ企業。「“還す”を未来のあたりまえに」をビジョンに掲げ、サステナブルなプロダクトやサービス開発を目指している。

本社は長野県富士見町だが、代表の松原佳代さんはアメリカに拠点を置くなど、メンバーそれぞれが別拠点にいるというユニークな体制で組織されている。

第一弾商品となる「BambooRoll」は、竹でつくったトイレットペーパーだ。竹は二酸化炭素の吸収に優れている。また切ってもすぐに伸びる、環境負荷の少ない素材だ。

サステナブルを謳った商品は巷に溢れているが、生産方法など含めた採算性の壁により、中途半端なモノづくりになってしまうことも少なくない。

コンセプトに忠実に、真っ直ぐ商品開発に落とし込めるのは、コンセプトベースになれるスタートアップの強みゆえだろう。

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スタートアップでモノづくりに挑戦する企業は少なくないが、三人が別拠点にいながら「モノ」を開発するというのも、また面白い。アメリカ、エストニア、富士見町という物理的な距離が遠く離れていることで、逆に個々が与えられた役割をしっかりコミットしようと思えるのかもしれない。

どのように製品を作り、どのようにオペレーションを組んでいるのかとても興味深い。おかえり社のようなプロジェクトが成功すれば、フレキシブルな体制で事業にチャレンジしたいと考えている人の背中を押してくれるはずだ。

「毎月お届け定期便」は、今なら20%オフの1,480円(送料別)で注文することができる。僕もお試しで購入した。商品が届くのがとても楽しみである。

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