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選挙を支える人が、投票に行けない衝撃。

選挙が終わり今に至るまで、広く報道されていないことがある。選挙管理委員会、通称・選管の働き方についてだ。

選挙のことを発信していたら、知り合い経由で、選管の仕事をしているAさんを紹介してもらった。

詳しくは記事を読んでいただきたいが、この令和という時代に、過労死レベルを遥かに超える労働を強いられていることに目眩がした。

「できて当たり前」の仕事だと思われているから、選挙を運営する立場の人たちが褒められることはない。逆に1票でもカウントミスがあれば、全方位からミスを指摘される。

もちろんミスは許されない。だけどデジタル化が遅々として進まず、アナログなオペレーションに依存している状況下で、働き手だけが心身の負担を強いられるのはふつうではないと思うのだ。

真面目なAさんは、選挙の仕事をしているのに関わらず、今回の衆議院議員選挙では投票ができなかったという。

「投票先について考える時間を持つことができなかったから、考えずに入れると本来入れるべき1票と思考なしに入れてしまった1票との差が2票できてしまって、投じる1票以上に失ってしまう。思考なしに投票はできないから、今回は投票できなかった」

何かが、絶対に間違っている。

この記事を読んで、心が揺れたなら、身近な人にシェアしてほしい。次の選挙で、選挙を支える人たちを労ってもらえたら。

気休めかもしれない。ただ現状が広く知られることで、オペレーション改善のきっかけになるかもしれない。

次回はAさんが投票に行けますように。


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