「東京に行く」という個別課金がちょうどいい。
タイトルは、前回記事に倣って。
2024年3月末に引っ越して、早2ヶ月。すっかり今の生活にも慣れた。
「引っ越してどうですか?」と聞かれるが、仕事はもともとリモート中心だったので全く問題ないし、生活に関しても車があるから不便はない。東京に比べると朝と夜は若干冷えるせいか、たまに家族も体調を崩すことはあるけれど、まあ想定の範囲内である。(むしろ夜間に咳き込むことの多かった次男は、引っ越してからピタリと咳が止まった)
東京には月2〜3回程度の割合で足を運んでいる。
電車に乗る時間も長いが、ウォッチリストに入れていた映画を観るか、読みたい本を読むかしているので全く問題ない。家にいると平日はずっと仕事モードになってしまうので、ちょっとしたリズムの変化がある「東京行き」は、けっこうありがたいイベントだ。交通費は安くないけれど、もともと東京暮らしのときは「1日あたり5,000円を捻出するサブスク型だった」ことを考えれば割安といえるだろう。
悩ましい点は、東京での滞在中にやることが多いこと。
僕の場合は、
法人の事務手続き(銀行行ったり、役所に行ったり)
東京でしか上映していない映画を観る
メインのイベントを遂行する
合間を縫って仕事をする
などを、限られた時間でやらなければならない。「東京の小粋なカフェで一息入れる」的なことは、なかなかできない。
でも、それは誤差の範囲内ともいえる。月2回の頻度を、月3回にすれば多少余裕も出てくるだろう。実際、東京と地方の二拠点生活をしている人もいるし、彼らのスタンスを真似ぶことで解決策を見出せるかもしれない。
いずれにせよ今は、東京との距離感が“ほどほど”であることが、ちょうどいい。住んでいた頃には当事者すぎて気付けなかったことが、俯瞰で眺められるのも良い経験だ。
東京にいた頃よりも、東京のことが好きになっているかもしれない。それぞれの土地を楽しみながら、間もなく訪れる40代をいい感じに過ごせたらと思う。
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