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ディープフェイクとプロトピア

アメリカ大統領選挙でトランプさんが敗北しても、世の中的には「フェイク」の波は止められないようです。

ディープフェイクとは、ディープラーニング技術を利用して作成される合成メディアを総称するもの。技術はかなり進化しており、素人でも多少の知識を身につければ簡単に有名人の顔を合成することが可能のようです。既に海外では被害が深刻で、ポルノサイト「XVIDEOS」「XNXX」「XHamster」などで膨大な数の動画がアップロードされています。

法整備すら追いついていないのが現実ですが。たとえ法整備できたとしてもいたちごっこになる未来が見えています。海賊版のコミックサイトがかなり問題になったように、それなりの罰則規定を設けない限り抑止効果は期待できないでしょう。

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「フェイク」の問題は、単純にメディアリテラシーを高めれば良いという話ではありません。

社会全体で見たときに、どうしても一定数は「騙される」人が出てくるわけで。一定数さえ確保できれば「騙す」側はそれほどのボリュームは求めないものです。

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なるべく未来志向でトピックスを取り上げたい本マガジンですが、時には、どんな解決策も思いつけないものもあります。

ですが「人間が想像できることは人間が必ず実現できる」という言葉もあります。とりあえず解決策の糸口さえイメージできれば前進することは可能かもしれない。WIREDの創始者・ケヴィン・ケリーさんが見据える「プロトピア」を信じ、アクションを起こしていくことが重要だと思います。


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