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朝は、準備運動をする時間に。

村上春樹さんは、朝早く起きて小説を書くらしい。

きっちり原稿用紙10枚分、決まった分量を規則正しく書いていく。

村上さんに限らず、「天才」と呼ばれる人たちは、そういったルーティンを大切にしていることが多い。

だから僕も、早寝早起きを心掛けている。

どうにか6時台に起きることはできているが、どうも頭は働かない。MacBookの前に座り、仕掛かりの原稿を書こうとしても、良い感じの言葉が出てこないのだ。あれよこれよ朝7時、子どもたちを起こす時間がやって来てしまう……(調子が良い朝は、それなりに執筆できるのだけど)

そのことに悩んだりもしたけれど、最近は、ちょっと考え方を変えている。

朝って、そんなにクリエイティブなことができないんじゃないかと。

朝は誰にも邪魔されず、ひたすら創造性を発揮できる時間だというのは幻想で。だって、頭も身体も、まだ半分寝ているのだ。そんなに簡単にアイデアなど閃くはずがないじゃないかと。

そう切り替えて、ここ2週間ほど心掛けているのは、朝は準備運動の時間と捉えることだ。身体が温まるまでは、文字起こしや原稿の校正など、自らの創造性に依存しない業務を行なっている。

特に、文字起こしは良い。

インタビュイーの言葉がリマインドされる。取材で楽しい時間を経たのだ、聴き直しても面白いに決まっている。それが、文字として起こされることで、僕の身体も徐々に起き上がっていくのだ。

これが、けっこう性に合っている感覚がある。

文字起こしは嫌いじゃない。

むしろ好きだけど、いつやるべきか悩ましく思っていた。これからは迷う必要はない。朝やればいいのだ。

朝は、創造的な仕事を行なうための準備運動の時間だ。そう決めたことで、有意義な朝を過ごすことができている。

早寝早起きはしたものの、イマイチ時間を有効に使えていない方は、ぜひ試してほしい。朝は、準備運動をする時間に充てようじゃないかと。


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