パズルのようなサッカーボールが、生活の中に溶け込んでいく予感。
nendoが着想したサッカーボールのアイデア、とても良いですね!
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デザインオフィス・nendoのサッカーボール「my football kit」。世界の貧困地域での使用を想定し、ボール使用やメンテナンスをシンプルにすることを目指したプロダクトだ。
確かにサッカーボールは取り扱いが面倒だ。使用するにつれて空気が抜けていき、チューブが劣化することで使いものにならなくなってしまう。劣化を我慢して古いサッカーボールでしばらく遊んでいると、感覚が狂ってしまって下手になってしまう。
日本の伝統的な竹鞠の構造に着想を得て考案されたエアレスサッカーボールは、一般的なサッカーボールに近い蹴り心地を再現している。
パズルのように組み立てることができるので出荷する際も省スペースでOK。穴が空いても別の素材で補完可能だ。またパーツには複数の配色が可能なので、ケースバイケースに応じてバリエーションを持たせることもしやすい(その日の気分に応じて好きな色を選択できるのも楽しい)。
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動画を観ると、そのユニークさが瞬時に理解できる。
何事も、分解することで見えることがある。
サッカーボールの構造を理解すると「表皮、補強層、チューブ」という三層構造に必ずしもこだわる必要がなく、別の手段でも開発できることが分かる。(プロフェッショナルが使用する際には空気抵抗などミリ単位での調整が必要になるだろうが、あくまでサッカー初心者が楽しむ分には問題ないだろう)
その構造の扱いやすさは、貧困地域だけでなく、幼稚園や保育園などにも需要がありそうだ。
例えば東京都内には、6人から19人までの定員で保育を行なう「小規模保育所」の数がそれなりに多い。保育スペースが限定されているということは、オモチャなど必要な備品も厳選かつ整理しておく必要があるということだ。
その際に、パズルなどと同じ要領で補完できる「my football kit」は、保育士にとって使い勝手の良いものになるはずだ。
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nendoのデザインには様々なものがあるが、生活の中に滑らかに溶け込むようなプロダクトは愛らしく、とても魅力的だ。
普段の仕事でも、「ひらめき」を得られるヒントがたくさん詰まっている。時々nendoのウェブサイトを眺めるなどして感性を高めておきたい。
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