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『コミュニティ・オーガナイジング』を読む

コミュニティ・オーガナイジングとは、仲間を集め、その輪を広げ、多くの人々が共に行動することで社会変化を起こすこと。
(表紙カバーより)

『コミュニティ・オーガナイジング』
鎌田華乃子(かまた かのこ) 著
英治出版 (2020.11.25)

【英治出版公式サイト】

http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2293

【コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン】

http://communityorganizing.jp

はじめに

暮らしている地域の問題に 何か気づいた時に「仕方がない」と済ましているのでは?

「仕方がない」ではなく「仕方がある」ことを知り、仲間を集め、その輪を広げ、共感した人々と共に行動する。

コミュニティ・オーガナイジングの5つのステップ

pp.67〜74.

1) パブリック・ナラティブ:共に行動を起こすためのストーリーを語り合い、勇気を育む

2) 関係構築:活動の基礎となる人達との強い関係をつくる

3) チーム構築:みんなの力が発揮出来るチームづくり

4) 戦略づくり:人々の持つモノを創造的に活かせるように

5) アクション:行動と効果測定

1)〜5)を支えるモノとして「コーチング」が ある

p.56 図1-1

スノーフレーク リーダーシップ

スノーフレーク:雪の結晶

リーダーシップとは:一人で孤高に引っ張るのではなく、他者と関係をつくり、他者の力を引き出していく。

他者をリードするためには、自分自身の価値観・志しをハッキリと理解しておく必要が ある。

【ラビ・ヒレルの言葉より】
リーダーシップとは、自分・他者・行動が相互に関わり合って生まれるもの。
p.73

リーダーシップのための3つのチャレンジ

1) 知識やスキルを学ぶ「手」

2) 課題を解決する方法を考える「頭」

3) 他者にも同じ行動を促すように、勇気と希望を見つける「心」

▶ パブリック・ナラティブ

1) 私のストーリー (Story of  Self)
2) 私達のストーリー (Story of Us)
3) 行動のストーリー (Story of Now)
pp.95〜96.

▶ 関係構築

学びを得る「振り返り」
・うまくいったこと
・改善したいこと
・学び
p.100〜101.
つながりをつくる材料
・共通の関心
・価値観の共有
・関心の交換
・一対一で話す
pp.102〜118

▶ チームの構築

強いチームの3条件
1) ゴール(共有目的)
2) チームワーク(合意事項)
3) スキル・視点・経験からの役割(多様性)
pp.120〜130.

▶ 戦略づくり

戦略とは:私達が持っている資源を、必要な力(パワー)に変え、目的を実現(達成)する。
p.151.
戦術とは:戦略を具体的に実行する手段p.191.

▶ アクション

リーダーシップを育てる

ツ) つながる
キ) 緊急性
コ) コミットメント
イ) 勢い
p.220

【シブヤ大学授業レポート】

レポート:市民の力で社会を変える! 
~コミュニティ・オーガナイジングについて一緒に考えよう~

https://www.shibuya-univ.net/report/detail/851/

2020.11.14.

【追記】2021.09.09.

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