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【読了】『あの日、選ばれなかった君へ』

はじめに より
「選ばれない」とは
選ばれないとは、分かれ道にすぎない。
たまたま合わなかった。ご縁がなかった。
じゃあ、こっちだね。と、もう一方の道を選んで進んでいけばいいのだ。

『あの日、選ばれなかった君へ』
阿部広太郎 著
ダイヤモンド社 (2023.03.28.)

第1章 課題をチャンスとして捉える

人が変わっていくのは、ある日突然ではない。
階段があり、予兆があり、心の支えがある。p.33
関係をつくり出す小さな魔法
じっくり時間をかけて、人に思いを馳せて言葉にする。それは、関係をつくり出す小さな魔法だった。p.37 

第2章 志望高全落ちの先に

諦めない君の姿を、誰かが見ている。
あとは、運命を身に委ねてしまっていい。
導かれる瞬間が、きっと やってくる。
p.73

第3章 選ばれなくても、何に「貢献」するか

希望者は立候補をし、その人がふさわしいかを話し合い、決定する。
明快な決め方だ。p.95
君はキャプテンに選ばれなかった。
最後は話し合いになり、バランスを考えた上で、サブキャプテンの方が良いと云う結論になった。p.97
キャプテンになれなかった。
じゃあ、何に貢献したいか?
それが一番大事。p.98

第4章 自己肯定より自己選択

問い「ライオンとワニ。どちらが強いと思う?」p.122
学校のテストには正解があった。
社会に出ると急に「自分自身の考え」を問われる。(聞かれる) p.123
一つひとつの選択(解)は、未来への伏線になる。そして、自分の正解にしていこう。p.125

 第5章 この仕事に向いていないかも

厄介なド素人のプライド
実力以上に自分をよく見せようと、なかなか書き進めない。p.138

たやすく叶う夢を追いかけてもつまらない
闇雲に努力しない
勝算のある努力をする。 p.142
表現力や言葉選びの面白さではなく、何かを企てる。p.143
「漫画から漫画の勉強をするのはやめなさい。一流の映画を見ろ。一流の音楽を聴け。一流の芝居を見ろ。一流の本を読め。
そして、そこから自分の世界をつくれ。」
手塚治虫さんの残した言葉 p.161

広告コピーを学ぶために
心の琴線に触れる言葉を収集していく。
p.161

第6章 選ぶ側 落とす側

選ぶこと 
選ばれないこと
選ぶことには苦しさが伴う
選ぶことには決断が必要
p.210

第7章 諦めない

諦めなくていい
自分と周りの人が
一緒に幸せになる方法を探し続けよう。
その挑戦を楽しもう。
p.231

おわりに

後悔のない人生なんてない。
それでも僕達には明日がある。
選ばれないことがあっても どうってことない。
自分が選んだ事を誇ろう。
そして また進んでいこう。
自分で選んていくと云うことが 自分を愛することだから。
君は もう新しい一歩を踏み出せている。

読み終わって

新しい自分に生まれ変わるための7枚のメモ

7枚のメモ
全体が7章で構成され、それぞれの章の最後にメモが記されています。
第1章 中学生時代
第2章 志望校全落ち
第3章 部活のキャプテンを選ぶ
第4章 就活
第5章 初任者研修 適職かどうか
第6章 企画書を選考する側に回る
第7章 仕事とプライベートの両立

それぞれのシチュエーションにおいて、著者の体験を基にエールが書かれていました。

これまで、いろいろな方のコピーライティングの本を読んだが、著者の経歴「中三からアメリカンフットボールを始め、慶應大学までの8年間続ける。電通に入社し、クリエイティブ局の配属試験に受かる。入社2年目からは、クリエイティブ局でコピーライターとして活動する。」から、その時その時で人知れない努力をされている事がわかる。

人々は、いろいろなシチュエーション(状況/場面)で、選ばれなかった時、自分の適性を否定したりする。

しかし、それは新しい分岐点に立つことと考え、否定することなく新しい活路を見出す事。と考える。

後悔のない人生なんてない。
それでも僕達には明日がある。
選ばれないことがあっても どうってことない。
自分が選んだ事を誇ろう。
そして また進んでいこう。
自分で選んていくと云うことが 自分を愛することだから。
君は もう新しい一歩を踏み出せている。

そして
選んだ道の先で、いつかお会い出来る日を夢見て
君はすでに自由だ。
で結ばれている。

マイナーな気持ちが「自分も同じか」と同化され、これからについて勇気がもらえた。

【Twitterより】2023.04.20.


阿部さんの著書は、一般的なコピーライターが書かれたコピー読本とは違う。
あらためて、2冊めの著書を読み返してみることに。

『それ、勝手な決めつけかもよ?』
阿部広太郎 著
ディスカヴァー (2021.05.30.)

【関連】 コピーライターが書いた本
Note 2021.06.01.

2023.04.04.
2024.04.21. Twitter 追記