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新刊「6人アンソロジー—名前なんて記号—」について

日々が加速している。1日があっという間に過ぎ去っていく。

書きたいことはたくさん溜まっていくのに全然ちゃんと書けてない。五月病かしら……。いいえ、単なる予定の積み込みすぎ。
今年に突入してから執筆記録なるものを作っているのですが、4月末で20万字突破しました。note、短編小説の合計文字数です。ちなみに、未完成の作品はカウントしておりません。こっわ。

まぁ、人によってはもっともっと書いている人もいるかもしれませんが。
換算で言えば、かなり分厚めな小説3~4冊分くらい? noteの記事を纏めるだけでも一冊できちゃいそうですね。

本といえば。

本題なんですけど。

5月21日 文学フリーマーケット東京にて、出展致します!

場所は東京流通センター第一展示場。
ブースは【K-01】

入り口右手に曲がってもらってすぐです。すぐ!

ぜひ、東京観光のついでのついでに寄っていただけたらもう、それだけで嬉しいよね。買って欲しいというよりかは、会場を見てほしい。こんなに文学をテーマにしたイベント、ない(と思う)から。

私個人として、ではなくサークルとしての出店なのですが、実は今回で10回目になるみたいです。

自分でサークルの記録を遡ってたんですけど、マジです。マジでした。
サークル合同誌も今回で10冊目です。記念すべき会なので、今回メンバー全員気合いめちゃくちゃ入っております。

サークル「ルーセットレ」とは?

ルーセットレは、フランス語のコウモリ(rousette)とイタリア語の3(tre)を組み合わせたものが語源である。
共通点は「創作が好きだ!」という気持ちのみ。得意ジャンル、執筆速度、全部バラバラの個性派三人組。

メンバー
編集・印刷担当   杏修羅
写真・赤入れ担当  雪村夏生
無料配布・元気担当 堀尾さよ


私の担当、うっすい。他のメンバーが神ってるというのはあるのですが。でも元気って大事じゃないですか、と開き直ってみるものの、まぁ、うっすい。その分小説の中身で貢献しているのでね! と、信じて!

サークル合同誌「マカロニろけっと」

今回の合同誌も最高でしてね!
杏修羅さんと私の魂しか入ってない超絶ハートフル小説集となっております。
杏修羅さんの優しくておもしれぇ語りがいつもピカイチなんですよぉ。
私の小説も結構面白い話かけたんじゃないの!?って思っているので、これはなかなか読み応えのある一冊です。
前回の合同誌「牛肉」は完売御礼致しました。今回の合同誌もそれと同じくらい、いや、それ以上おもれぇと思います。
日々小説書いてる二人なのでね。日々パワーアップしているのでね。

しかも、ワンコインで買えちゃう。お得すぎる。

いつもは新刊一冊と、ちょっとだけ売れ残った過去の合同誌(もう殆どない)、杏修羅さんのシリーズ物を販売しているのですが、今回は!なんと!

私の本も並びます!

堀尾さよ編集「六人アンソロジー—名前なんて記号—」

この騒動出来事から一年。
一年ぶりの全編集です。
本文校正、装飾、表紙から、イチから全部つくっていく作業。
久しぶりで「また死ぬほどダサい表紙が完成したらどうしようか……」という不安を抱えながらも、「いや! この一年! 私は変わった!」と奮い立たせて作業を行いました。
今回は締切1日前の脱稿。前回の反省を活かして深夜の作業はやめました。朝から晩まで作業している時は流石に引きましたがね。
作業量は前回の二倍。あとご飯食べるのも忘れていた。

ただ、構想は半年くらい前から練っていたので、思い入れが強い強い。ああでもないこうでもないと進める作業は苦行ではなく、むしろ快楽。変態か? 変態です。

さて、表紙を見てみよう。
去年は寝不足の頭でかなり奇天烈なものを錬成してしまいましたが、今回はどうでしょうかと!

タイトル「6人アンソロジー—名前なんて記号—」
六人の作家による、六人の作家のための短編集になっております。

いい! いいんじゃないの!

今回使用したツールはcanva。このソフトを使って失敗した事例を見たことがありません。

やはり自由度が高すぎると、それなりのセンスがない人間にとってはかなりのハードモードでしかないのだと。canvaさんを導入してからエブリスタで投稿してる小説の表紙からnoteのサムネまで全部助けてもらっています。
今回も、楽しく制作しました。

「やべぇ……何をどうしたらいいんだ……」
から
「この素材いいね! もしかしてこれをこうしたらもっと良いんじゃね!」
みたいに暗中模索苦悩状態からウキウキクリエイティブモードで表紙は作りました。

さぁ、カッチョエエ表紙の次は中身。

メンバーは3人。なぜ6人もアンソロジーに参加しているのか…?

それは購入してから謎をといてもらおう!

と、言いたいところですが、ちょっとでしゃばりなのでネタバレにならない程度のちょっとした意図を書きたいなと。

まずは、質問をしたい。

何かを買う時、選ぶ時。あなたは何を基準にしていますか?

アクセサリー、服、見たい動画、本、漫画、アニメ……。
選ぶという行動をとるとき、何を基準にしているでしょうか。

自分の好みだから、だったり、なんとなく惹かれるから、だったり、自分の感性に沿って選ぶこともあるでしょう。

テレビで紹介されてたから、口コミで評判が良かったから、有名な人がプロデュースしているから、みんな見てるから……とかの理由もあったりするんじゃないですか?
「これ、バズってるから面白いんだろうな」という感覚は確かにわかる。ただ、面白さが先なのか、知名度が先なのかはブラックボックスではありますが……。

本の話に戻りましょう。

私の肌感ですが、「何が」書かれているのか、よりも「誰が」書いたのかということが重視されているような気がします。確かに、「誰が」書いているのか、というのは重要なことである。
まぁ、そりゃね。よくわからない人が書いたよくわからないものよりも、有名人の書いた何かしらの方が「何が書かれているのか」がよくわかるとは思います。なぜ有名になったのか、ってのがわかっているから。

ただ、ただですね。本というのは作者の手が離れた瞬間に「作品」となるわけです。
「誰が」書いたかなんて、本当は必要のない情報なんじゃないかしらと思うわけです。

そこに「何が」書いてあるかを、読み手が読んで、「こういうことが書いているのね!」と解釈するのが文学だったり、文章だったりするわけです。

有名な人=生み出すものも有名になる

ということにはならないのですよ、ええ。
まぁ私も別に有名人でもなんでもありませんがね!
で、この考えをどうせだったら文学で表現してみたら面白いんじゃないかなぁと思ったわけで。

それが「6人アンソロジー」
参加された6人のお名前、一度ネットで検索してみてください。

・ラノベ作家   ななまえ パプリカ
・ライト文芸作家 南原 香澄
・詩人      手嶋
・純文学作家   木TO トー気
・ライト文芸作家 ゴリラダンク
・五行詩人    卯の花

※リスペクトを込めて、作家、詩人と表記しています。

小説家になろう、エブリスタ、アルファポリス、カクヨム。その他投稿サイト、どこを見渡しても、彼らの作品は見当たらない。マジで。マジで。

そういう人の作品がどんなものか、気になりませんか? 
何が書かれているのか、知りたくなりませんか?
素性も、個性も、作風も、一切わからない。わかるのは名前だけ。
そんな人たちの文学、読んでみたくなりませんか?

「何が」書かれているのかを10000%楽しむために、6人アンソロジーを企画しました。

ていうか、文学フリマって元々そういうものじゃないのかなぁとかも思う。
特段有名でもなんでもない、ただ「創作が好き!」「文学が好き!」「書くのが好き!」って人の、ここでしか手に入らない作品をゲットできるのが、文学フリーマーケットの醍醐味のような気がします。

仲間内で、お互いに交換会するのがミソではなく(これはかなり楽しいけれど)、新たな文学、文芸との出会いを探す場所だと、なんとなく考えています。

そういう想いのもと、一冊ゴリゴリっと編集しました。
表紙はもちろんのこと、中身の小見出しもちょっと頑張ってみました。

立ち読みもできますので、ぜひぜひみていただけたら、そんな幸せなことはありませんわな。

それでは、5月21日。
K-01でお会いしましょう。

もう一回ツイート載せておきます!

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