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久し振りの華道 ~立花(りっか)~

今年の夏もお陰様で何とか乗り切りました。☺️

 まだ残暑厳しい中、暦の上では立秋も過ぎ植物達を見回すと確かに夏が終わり秋の気配を感じます♬

 実は、この一夏
考えあぐねている事案があり、この身体で出来るかなぁ。と心も身体も大丈夫なのか心配していたことがあります。

が、

やっぱり、ほりべえまたまたチャレンジすることに致ました!!


 2025年1月の「華展」に向けて修行を本格的に始めなければ!!ということです。


 花展と言うと、催事場や画廊等を想像される方が多いと思いますが、ほりべえが倒れる前に華展に使わせて頂きました会場はいずれも中々入ることが出来ない会場ばかりでした。因みに、平成19年には『焦雨園』という普段は公開されていない建物を使わせて頂きました。
 
 蕉雨園は椿山荘に隣接して約6000坪の敷地をもち、涌き水のあふれる大池と回遊式庭園に囲まれた明治の貴重な建物です。宮内大臣を10年にわたり務めた田中光顕伯により、明治30年に建設されました。施工は、三重県桑名の棟梁大河喜十郎と言われています。

焦雨園

 このような歴史的建造物を華展会場としていけばな作品を100瓶以上もズラリと並べ、古の時空を感じて頂けたのは何と嬉しいこと♬✨
 水を溢すような粗相の無いよう慎重にも慎重を期して花を生けた事を思い出します。 
 この時には勿論、次期お家元池坊専好さま雅史さまがお揃いでお越し下さいました。このような会場はいくらお金を出そうと中々使わせて頂くことの出来ない場所です。やはり、600年近く継承して来た華道家元池坊の力が働いているのかしら?と思ったり致します。

 来年1月の花展も勿論、畳の和室を使わせて頂くのです。正直、ほりべえは和室で生けるのはちょっと……😿とお断りをしようと致しました。すると、「椅子を用意するから大丈夫。是非是非出して。」と支部長が言って下さいました。と言っても、お水をこぼさずに生けることが出来るのか?!と、ちょっと心配はあるものの、支部創設者である大先生からも「是非出してね。」と言って頂き、こんなに皆様が言って下さるのならば♬と決心をした次第でございます。<(_ _)>

 2025年1月の会場情報は今はヒ、ミ、ツ。
 

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さて、さて、修行の前にお道具を再点検致しましょう♬


 40年以上右手で鋏を持ち花を生けて参りましたが、右手が全く動かなくなり今は左手で鋏を持ちます。
 因みにほりべえの使っている鋏はコチラ     ⇓   ⇓   ⇓ 

上から
一番目は母からのお譲り。小柄な母の手に合わせて一回り小ぶり
二番目、三番目はほりべえの物 かれこれ40年以上使っている
四番目は安重ではない普段使い。山で使っている。万が一落としてもまあ許せる廉価品

 久し振りに「安重」のサイトを見ましたら、店舗が移転しておりました。
今までは烏丸御池駅直ぐの「頂法寺六角堂」の目の前にあり、御家元へ修行に行く度に研いで頂いていたのですが、ちょっと遠くなりました。流石に京都のド真ん中でのお店を維持するのが大変になったのでしょうか?
職人技が継承され続ける事を祈ります。


勿論、右手用に作られているのですが今は左手で使っております。
〇鹿と鋏は使いようwww.
訓練次第でございますm(__)m👍✨


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その次に花器でございます。
コチラは『一文字』と呼ばれる唐金(銅製の器)と込み藁です。
この藁はほりべえの楽園ベランダで育てた稲です~~~♥

『一文字』と込み藁

コレをどのようにして生けるのかは、『華道家元池坊』の先生に教えて頂いて下さいm(__)m


さ、お待たせ致しました。

作品が出来ましたのでどうぞご覧くださいませm(__)m♥

立花新風体(全体)
花材:藤、著莪、白花藪蘭、日々草、珊瑚樹、高野槙


部分(横から見た)

#白花藪蘭   #珊瑚樹   #高野槙


ここまでお読み下さいまして、誠にありがとうございます。m(__)m

心はいつも #花とともに

                     to be continued


🈲画像の無断転載禁止
(と言っても、スマホの画像など誰も使わないとは思いますが…)

#花人 #いけばな #ほりべえ  

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