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必要なものは与えられる ~ 金木犀とヤマバト ~
金木犀とヤマバト
私と外をつなぐのはたったひとつの窓
ほんのひと握りのすき間しか開かないけれど
風は私にたくさんの宝物を運んでくれる
金木犀の香り
ヤマバトの鳴き声
永井荷風は日記「断腸亭日乗」にこう記す
「その性偏屈にて群れに離れ孤立することを好むものと覚し
」
荷風の観察したヤマバトは一羽で暮らし
その姿に自らを重ねていたようだ
私の窓から見えるヤマバトはツガイ
しかもこのヤマバト達はどうも金木犀の枝で子育てをしている
気がつけばだいぶ季節が進んだ
ヤマバトの姿も見えない
ヤマバトが渡り鳥なのか留鳥であるのか私は知らないが
そろそろ私も飛び立つ季節だ
by ほりべえ
![](https://assets.st-note.com/img/1694041629043-21avWZCln4.jpg?width=800)
与えて頂きました。🎵
![](https://assets.st-note.com/img/1694061199945-VXKxGTtDvw.jpg?width=800)
ウーン、この頃の方が左手で書くの上手い‼️
この時から数年経ちました。
丁度変な流行りモンが世界を襲った頃、流行りモンに罹患した訳ではないのですが、外界と遮断された空間で暮らしていたことがあります。
三食昼寝付きというなんとも贅沢な生活。
裸眼で0.03しかないほりべえが、頂いたA4用紙1枚とお借りした鉛筆とクーピーで利き手ではない左手で何日も何日も掛かって描きました。
自分の足元すらぼやける、まるで水槽の中で暮らしているような日常ですから、ほぼ想像で描いたようなものです。
描いている間に薄の穂がドンドン成長して夕方には黄金色に輝く。
香りであの木が金木犀だとやっと気がつく。
一番手前にはどうやら何か蔦状の草が斜面を覆っている。
本当は、利き手が使えて眼鏡もあればもっと!!と思う気持ちがないこともない。
が、出来ないことは出来ないのだと…
なかなか、悟りを開くのは難しいよ。
与えられたのは、「モノ」だけではありませんでした。
出会うべくして出会った「ヒト」
その筆頭がこちらのIさんです。
~まろやかに生きる~という話|ほりべえ (note.com)
~まろやかに生きる~という話(その弐)|ほりべえ (note.com)
Iさん、出会って下さりどうもありがとうございます。<(_ _)>
お陰様でほりべえはちゃんとやってます。
to be continued
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