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中華業態がコロナ禍でも安定に収益を上げている理由

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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.19 2020/09/28
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先週の4連休は速報としてかなり良さそうと書きましたが、
オフィス立地を除いて多くの企業・店舗では
良い売上に繋がりましたね。

お盆や夏休みの自粛がこの回の4連休にスライドした事で、
結果的に昨年売上を越すところも。

ただここで久々の忙しさにオペレーションが追いつかず、
提供不満が多数発生してしまった企業も
多いと思います。

今は損益分岐点を下げるために、
アルバイト・パートさんを筆頭に
雇用数を減らしている飲食店が多い状況。

その中で今回の急な異常値です。

今後も一気に雇用数を増やすのはネガティブに
見る方が良い分、単純に頭数を減らしても対応できる
生産性向上への取り組みは大切になってきます。

一旦業態やコンセプト・ブランドなどを
無視して切り口だけを書きますが、

・集客の脱電話(ネット比率を高める)
・注文のモバイルオーダーやタッチパネル
・厨房機器の見直しによる製造時間圧縮
・提供の一部セルフ
・決済のセルフ(モバイルペイメント含)
・バックオフィスのシームレス連携

などなど、何気にすぐにでも初めて
効果を出せることも多いです。

<自分たちが絶対に妥協できない価値は何か>
ここは決してぶらすことなく進めていき、
それ以外の分野は変化に柔軟にしていきたいですね。

しかも10月からはいよいよGO to イートもスタートです。
本メルマガでも何度も書いていますが、

・プレミアム食事券の申請
・リアルタイムオンライン予約の対応
・オンライン予約対応コース(セット)

などもしっかり準備して集客力を最大化しつつ、
同時に生産性向上にもつなげていきたいところです。


【今日のコンテンツ一覧】

1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!

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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<中華業態がコロナ禍でも安定に収益を上げている理由>

数ある業態の中でも、「中華」は本当に
好調に推移しています。
(中華専門店に限らず、餃子やラーメンなども含む)

もちろん「オフィス立地中華」は
昼間人口が減ることで苦戦はしていますが、
今回のテーマは夜間人口の方です。

・ショッピングセンター内
・ロードサイド店

この辺りが主要なプレイヤーになっていますが、
コロナ禍においても緊急事態宣言が
あけてからは営業利益プラスの企業も多いです。

<イートインについて>

イートインも完全に戻ったか?と言われると、
そこは残念ながらな状況ではあります。

前年比10%〜20%減辺りで
推移される企業が多いです。

10%減くらいであれば利益を出すことができるため、
イートインだけでここまで戻せたのは大きいです。

ターゲットで見ると、
・子連れファミリー
・シニア夫婦
・シニアのお集まり

この辺りが多くなるのですが、
特徴は「LTV」が高いという部分です。

LTV:ライフタイムバリュー
「顧客生涯価値」とも言われる指標です。

LTV=平均単価×年間平均来店回数×平均継続年数×粗利率

上記の計算式で出すのですが、

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