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居酒屋チェーン企業が生産性向上の為に取り組んだ事

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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.127 2022/1031
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早いものでもう10月も終わり。
11月から年末までに一気に需要期を
駆け抜ける事になります。

今は「急に需要が戻った」という事で
内部体制が追いついていない企業の方が
多いなという印象があります。

このような時こそ、選択と集中も大切です。
今何より大切にすべきは、

・スピード提供
・お客様との対話(雑談)

この辺りになります。
お客様からすると久々に外食!という
ポジティブな感情です。

しかし店側がそれを受け入れられる状況にないと、
マイナスであったとしても感情の振れ幅は
より大きくなってしまいます。

・料理が全然出てこない
・スタッフも愛想が悪い

これを本当に防ぎたいところなのですが、
正直このパターンに陥るお店が本当に多いです。

特に今から採用しよう!としているところは
完全に後手になっているのでそれが顕著です。

だからこそ、上述の選択と集中です。

・スピード提供
・お客様との対話(雑談)

上記を行うために一体何を捨てるべきなのか。

・料理の絞り込み?
・一部のセルフ化?
・席数の制限?

などなど。
上記2点にやるべき事を絞り込むと、
アイディア自体はどんどん出てくるようになります。

この辺りはボトムアップで進めると、
変化に柔軟に進んでいきます。

来年の1月2月は消費が落ち込む可能性が
非常に高い状況です。

という事は12月までの需要期で来てくれた
お客様がリピートしてくださるか。

これによって1月2月の売上は変わってきます。
今の内部環境が悪いと単発の売上が良くとも
来年の予算達成が厳しくなってきます。

足元だけの売上だけではなく年明けまでを見て、
選択と集中から今やるべき事に
力をかけていきたいですね。


【今日のコンテンツ一覧】
1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!
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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<居酒屋チェーン企業が生産性向上の為に取り組んだ事>

食材原価の高騰も大変ですが、
それ以上に大変なのは人件費の高騰です。
今後もまだまだ上がる事は確定しています。

今回の事例は居酒屋チェーンのご支援先。
最も基準なお店の月商は600万円。
そしてアルバイトさんの雑給比率は15%程。

つまりこのような感じです。

売上:6,000,000円
雑給:900,000円(15%)

ちなみにこの雑給は下記となります。

900,000円=1,000円×900時間

こちらの企業は時給が1,000円なので
このようなパターンになります。

しかし最低賃金の引き上げはまだ続く事から、
3年後辺りには1,200円での募集でないと
勝ち筋がないという話をしています。

そうなると雑給は下記になります。

1,080,000円=1,200円×900時間

比率で見ると下記のようになります。

売上:6,000,000円
雑給:1,080,000円(18%)

売上が変わらなければ
雑給比率が3%増えるという事です。
シンプルに利益率が3%の悪化ですね。

こちらは何十店舗もある企業ですので、
全体の3%で見るととんでもなく大きな金額に。

そのため、今年から変わらないと間に合わない。
同時に繁忙期に試さないと改善が見えない。

この視点でどんどん物事を進めています。
まずはどのようなプロセスで取り組んだか。
本日はそこを見ていこうと思います。

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