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[Part2]事業開発の色々な論点を構造化・図解してみた。

こんにちわ。NEWh堀です。
前回の記事では、
事業開発領域における色々な論点の構造を1枚のスライドに落とし、X上で発信している内容から一部を、ピックアップし紹介をしてみました。

前回記事はこちら。

実は、まだまだ色々と発信していたものはあったりするので、
今回はPart2ということで、またいくつかピックアップし、紹介してみます。



競合優位性とは何か。の図解。

「競合優位性」とは

元post
https://x.com/hori_NEWh/status/1731671694727647687

まずはこちら。競合優位性とは。
事業開発の中だと必ず論点に上がるテーマ。ポジショニング・マップで立ち位置や優劣を可視化しているケースも多くみる。ただ今のような業界の垣根もあってないような時代においては、競合優位性っていう言葉の内側には2つの意味が含まれているのではないか、というメッセージ。
・顧客に選ばれる。振り向いてもらえる理由
そして、
・選ばれ続ける理由
この2つを定義し、体現することが競合優位性なのでは。という。
つまりは、競合優位性とは「フック」と「ロック」。である。



ビジネスモデルとは何か。の図解。


ビジネスモデルとは。

元post
https://x.com/hori_NEWh/status/1573602154761551872

2つ目。もう2-3年くらい前の図解なんだけど、今も考え方の基本は変わってない。事業開発領域のスーパービッグワードの「ビジネスモデル」とは何か、の図。ビジネスモデル=料金モデルと変換されがちな気がするけども、
言葉が表すべき範囲はもっと広いはず。
ビジネスモデルとは、「持続的に成立する事業の構造」であり、料金モデルは構成要素の中の一部。色々な要素があり、それらが有機的に繋がり一つの整合性を作り出しているもの、これがビジネスモデル。なんじゃないかと。


採算性とは何か。の図解。


採算性とは。

元post
https://x.com/hori_NEWh/status/1768266478368031202

3つ目。採算性と向き合ってみたやつ。要は儲かるのか?という話なのだけど、この儲かるのか?には段階があるという捉え方。
採算性という言葉を聞くと、「単黒」「類損」という言葉がまず浮かびがちだけど、もう少し手前の粒度での採算性があり、いきなり大きなところから考えないほうが良いのでは、というメッセージ。
広く使われている顧客単位での採算性を扱う「ユニットエコノミクス」もありつつ、さらにその手前には価値単位での採算性「バリュー・エコノミクス」という領域もある気がする。
つまりは、100円で仕入れたキャベツを50円で売ってたら、どれだけ時間かけても、どれだけ規模大きくしても、黒には当然ならないよね。という。
当たり前な話なのだけど、デジタルが絡むとこの辺りの「いくらもらうために、いくら"直接的な"コストがかかっているのかは朧げになりがちで、置いてかれがちな気がする。


市場とは。の図解。


元post
https://x.com/hori_NEWh/status/1718090068349550915

4つ目は市場。TAMSAMSOMでよく表現される市場。市場の定義と定量化は事業開発領域では必ず通る道。一方でオープンデータや白書等々で市場規模は出されているけども、大抵の新規事業においてそれらのデータでの市場の捉え方がそのまま活用できるケースはほぼない気がする。市場という捉えようのないものを、どう捉えるのか。というテーマ。
ただ本質はすごくシンプルで、
市場とは「誰」の「どの消費」の組み合わせにより規定されるものである。
と定義してみたやつ。
自社の事業の現在と将来と向き合い、2つの要素をシャープに言語化することが市場の定義であり、これができると定量化は自ずとできる。はず。
ちなみに、このテーマは過去noteでも書いてたりする!


事業の"新規性"と向き合うべき競合。の図解。

新規性によって向き合うべき競合は変わる。

元post
https://x.com/hori_NEWh/status/1741346418055647456

最後はこちら。前回の記事で紹介した「競合には階層がある。」という図解の続き。競合という言葉は一つだけど、自社事業との距離感、重複感という観点で捉えると少なくとも4つくらいの競合がいて、階層構造がある。
その際、自社がどこと向き合うべきか、は、自らの事業が世の中にとってどの程度新規性を持っているのか。によって決まるのではないか。というメッセージ。
つまりは、後発参入に位置づくのであれば完全競合と向き合うべきだし、
顕在化している課題に対して新しいアプローチを提示するようなアイデアであれば、同じ課題と向き合うプレイヤーが競合となる。
あるいは、新たな課題自体を提示するようなアイデアであれば、課題の背景にある目的レイヤーで重なるプレイヤーが競合となる。(Airbnb vs 旅行代理店のような)
新たな消費/生活行動自体を提案するようなアイデアであれば、時間のレイヤーで重なるプレイヤーが競合となる。(タイミーvs スマホアプリ)
ビジネスモデルの構造上、競合をどこに据えるか次第で自社の戦い方の焦点が変わる。戦い方が変わると構築すべき仕組みも変わっていく。
となると、競合をどう捉えるか、って実は結構重要なテーマな気がする。


終わりに。

ということで、今回も、前回に続き5つほどの図解をピックアップしてみました。まだいくつかあるし、向き合いたいテーマはいっぱいあるので、
そのうちまたやるぞ。

ちなみに私のXアカウントはこちら。
https://twitter.com/hori_NEWh
定期的に思いついたタイミングでこういうこと発信してるのでご興味あれば!

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