ふいに家宅から しみの滲んだ日記取り出して ページめくっては 思い馳せるかつての私へと 少年漫画のヒーローのように 日曜午前の主役のように 成れたらと 純粋だった頃 「大人」がわからずじたばたして だけどもそれは地続きで 私には 少し感謝してるんだ ふとした拍子に 世界に溶けてしまいそうになる 気持ちはもう 見つけられなくなってしまった そうだよそうなの 大したことじゃないらしいんだ ……悲しくなるね 大好きだよ私 単純で どこも半端なとこ 全部全部全部全部全部 だから
朝靄に溶けた 現実には 戻らない 今だけは 全てしまって このまま時計は 止まらない終わらない 夢から覚めたら 崩れてしまっても 記憶が作った 無数のきら星が 絶望の中で瞬き 明日の勇気を ビルの谷間で 世界を叫べ 黄昏に落ちた 擦れた制服 心も 風に乗せて 消えたなら そう でも違うこの一歩が また彼方 流星となって You know. You'll call it a hallucination. But I suppose it's lack of attent
窓の外には 広い世界があったのだろう 部屋の隅のホコリ つい返事忘れた Call me 積みあがったプラごみの 日々を愛して 箱に閉まった気持ち さも本心のように 「別にそんなくらい」と 地中に埋めた Weekday Evening いつか見てた 滲んだ瞳が重なる まだまだ今日 やりたいことあるのに Ah Ah Ah Ah Weekday Evening 沈む日常 十把一絡げの日常 気持ちだけは いつも昔のままで いたかった いたかった けど日々が重く 仕方ないんだ
残星[ざんせい]消えて まだ眼は閉じない 窓辺の前 見上げた空の世界 ずっと一人 見てた景色 飽きるほど 美化でも風化でも 歪めたくないから モノクロに変わる ハレーション破って ドアを開けて 走った 結んだ星と星で 願いを重ね 不格好でも大きな 私の星座よ 光れ 光れ 光れ 地球が終わっても残る「何か」なら 時計も超えて伝わるかな 君へ 輝けないのなら 惑星のように 廻り続けたら 誰かが照らして くれるユートピア 優しさの中で あるいはディストピア 意味がない意味が
