見出し画像

法螺貝談義(第14話)

甲音(カンオン・高音)について。

形としては上唇を少しだして下唇を下の歯に寄り添わせる感じ。(あくまでも私の表現です)

そこから勢いよく(ただし力みすぎず)潤沢な空気を太く吹き込みます。

甲音(高音)は主に3つの音階を使います。
甲1、甲2、甲3と音階を上げて行くため、唇の開き(空気の通り道)が大事。

甲1で「返し」や「甲2」に上がっていくには、更に吹き込む事で上の音階に自然と上がります。
この時、更なる吹き込みと同時に、上唇を少し(コンマ数ミリ)前に動かします。(これも私の感覚表現なので、周りの上手い方にも聞かれてみてください)

注意点は音を変える時に唇を横に引っ張ってはいけません。
それと甲1の時に頑張りすぎて唇の上下の間(空気の通り道)が狭いと、甲2に入っていきません。

狭すぎると一瞬の「返し」すらも出なくなります。
甲1の時に追加の吹き込みと唇の上下の間が段々と狭くなっていくことで、甲2に、また更に甲3に音階が変わっていきます。
うまく吹けないなと思う方は唇や身体全体をよく観察されると良いかと思います。


YouTube「立螺」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?