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法螺貝談義(第20話)

法螺貝の網について。

法螺貝を入れる網は様々で、意外と音を左右します。

網自体が太いものから細いものまで、色や素材、デザインも様々あります。

網の目が細かく(狭く)、尚且つ紐そのものが太いと音を遮る原因にもなります。
法螺貝を守る上ではいいですが、反対に音の邪魔をする事にもなります。

音を重要視した場合に限って言えば、網自体が細く、網の目も広くて、尚且つ音を吸収しない素材が個人的にはオススメ。

音の出る口の部分だけ網目の無いものなども存在します。

そして、紐のタイプもあります。
当山派修験では本来、貝の緒を使用しますが、山に持っていって岩に当たれば割れてしまいますから、実用的には網を使用される方が多いです。

網も安くはないので、すでにお持ちの網があれば、それは縁のある網なので、それを大事に使うといいと思いますし、流派によっても教義的な指定があったりするので、先達に聞かれてください。

いろんな網が存在します。

網の素材が太いのでかなり音を遮ってしまいますが、山中ではとても安心して持ち運べます!
音を邪魔しない網の広さです。これは雨も吸収しにくい素材です。
当山派修験。
修多羅が珍しい。
羽黒修験のある先達の法螺貝。口金も特注です!

YouTube「立螺」


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