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法螺貝談義(第49話)

甲音のポイント。

甲音に関しても以前14、15話で上げてますが、ポイントは乙音と同様に吹き口の内径を広く活用することです。(イラストの黄色の部分)

イメージとして3枚くらい重ねた1円玉を吐き出す感じで、吹き口の内径を縦横に広く活用したいです。

そうしますと空気の量も多くなり音量も増え、振動の範囲も増えます。

甲音の唇は基本的に絞る形なので、唇を絞り過ぎて細い針みたいな吹き込みにならないように注意したいです。

空気の通り道が狭くなりすぎると音量もか細くなり、音も響きませんし、乙音の時と同様で少しの加減で思わぬところで意図せず「返し」が入ってしまったり、「吹き上げ」の際に音が外れます。

空気量や振動数が潤沢であると芯のある太い甲音になり、安定感も格段に上がります。

そして開きも大きいので、絞り込む遊びの部分も確保されてますので、甲1から甲2、甲3へとスムーズに上がっていけます。

とにかく吹き口の内径を活用すること。

「3円」で音が良くなります。

↑これくらいの広さを確保すれば、十分に空気の通り道も確保されます。
↑口金(吹き口)の内径をきちんと活用すること。

YouTube「立螺」


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