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学生が想いを温め、ゆっくり形にしていく場『Stop and Think×Hello:)G』(2015.2.26)

2月26日、対話ユニット『Stop and Think』と学生フリースペース『Hello:)G』の共同企画として「Stop and Think.vol.10」を岐阜で行いました。

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今回は縁あって、岐阜でのワールドカフェ。声をかけてくれたのはこの人、丸山純平くん。

フリーペーパー『GIFT』を発行する学生団体『岐阜人』の代表を務めた丸山くん。岐阜だけでなく東海、そして全国の学生が集まる拠点を作りたいとフリースペース『Hello:)G』をオープンしました。

前回、名古屋で行った『Social×Dialogue.vol.0』に引き続いて三重県以外での『Stop and Think』。

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来てほしいなあと思う子、素敵やなあと思う子、以前取材をさせていただいた子。その1人1人に声をかけていった結果、20人以上素敵な人たちが集まってくれました。

さらに言えば、参加者も三重は僕1人に、愛知と岐阜の出身が半分半分。国際経験や地域での活動、メディアから教育まで、学年も、ジャンルも問わずさまざまな価値観を持った学生が集まりました。

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想いある学生が柔らかく繋がる機会を。

今回、岐阜の丸山くんとお話をしたとき、さらに相方の山田と場の構成を練っていた時に「大切にしたいね。」と共有した大きなポイントは2つでした。

1つはそれぞれの参加者の価値観や気づきを素直に共有する場を作ること。

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先述のように、今回集まった人たちは共通の知人がいたり、活動の分野が似ていたりする人たち。その人たちが肩書き先行ではなく、問いによって表れた経験や想いを共有するなかで、自然と共感し、繋がっていく場へ。

「既に活動している人や生業を見つけている人と興味を持ち始めた子たちが出逢う場所になってほしい。」

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これは『Hello:)G』を始めるにあたって、丸山くんが意図したことでした。

もう1つのポイントは偶然の出逢いが導くアクション。

今回の『Stop and Think』はこれまでにも増して、次へのアクションに焦点を当てたプログラムでした。問いの流れもその焦点に意図されたもの。

初めの問いはそれぞれの参加者がどんな価値観を持っているか共有し、席替えをして、広げていくような導入と自己紹介の意図がありました。

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そして丸山くんのお話から、あなたが『Hello:)G』でしたいこと、参加したいことについて共有。それぞれが抱える想いと持ち場。そのコミュニティと今発見した『Hello:)G』とコミュニティを重ね合わせて何ができるだろうという2番目の問い。

最後に、2番目の問いについて想いを共有したメンバーで、それぞれの想いを繫げ合わせて4人、あるいは5人でできることってなんだろう、という問い。「偶然の出逢い、共有した想い、それを組み合わせてどんなものができるだろう?」

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その答えとして、出てきたアイデアには、地域で行うヨガのイベントやイスラム教の食文化を経験し、文化理解へ繋げていく活動、地域のおばちゃんに焦点を当てたお話会や外国人にターゲットを当てたラジオ番組など多様なアイデアが飛び出しました。

さらに面白かったのはそのアイデアに移動図書館を行っている子や国際経験から日本でも支援活動を行っているような子がそのアイデアに自分たちの行う活動を乗せていく流れ。

自然に次につながる話し合いがワールドカフェ終了後も行われ、またそれぞれの活動内容を共有し、今後どうしていくべきか現実的かつわくわくするような次へのコラボレーションが期待される場になっていたのが印象的でした。

1人1人が形作っていく場の流れ。

改めて今回の場を振り返った時に、参加者にどんどん場の流れを委ねていけたことを思い返します。それぞれ活動を行う人たち。1つの問いかけに対しても、感じる想いは多種多様で、お互いの想いを引き出し、聞きながら、それに対して「私はこう思うなあ。」というような展開の仕方がされていました。

また、「話の脱線しちゃいました!」と笑顔で言ってくれる方の多いこと。参加者1人1人がニコニコしてて、よく笑い、よく話す。親戚の集まりのような場でしたね。

既に動き出している企画に、今回の場を通して、新たな魅力や色が加わっていく。それは「Hello:)G」だけでなく、1人1人の生業へ柔らかく行われていて。今後のそれぞれの展開が楽しみになる場でした。

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