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妊娠4ヶ月 多発性硬化症 妊娠出産備忘録(回想)

前回の振り返り

2020年2月 とにかくつわりがひどい。
吐きすぎて体にしびれを感じる。

娘の妊娠の時もつわり期間が長くて死んでたけど、
終わりのみえないこのつわりに日々体力が消耗されていく。

多発性硬化症と診断されてちょうど1年がたった。
まだ点滴治療に切り替えて半年たたないうちに妊娠し、治療ストップ。
もし再発したら、もう点滴治療はできないんじゃないか、
なんとしても再発だけはしないように~
疲れためない~
ストレスあかん~

と思っていても普通に暮らしてたら、そうもいかない。

体重は相変わらず減ってはいるがおなかの赤ちゃんは順調。
今までいけなかった初期の母親教室に参加する。
そこで、でたお題で「春にセブ島行くんですー!」と発言し、気を付けていっていきてね〜とみなさんからお言葉をいただく。

眼科の定期健診では特に問題はナシ。
(視神経炎その後の再発を見逃さないために眼科は別に行っている)

つわりがひどすぎて、日々のイライラがピークに達している。
ちゃんと家事やりたい自分にイライラしている。

託児所の月極に通っている娘がちょくちょく高熱を出して夜になきじゃくる。
これがしんどい。
寝たらかわいい泣いたらうるさい。
心を無にして抱っこする。

抱っこすると腕にしびれが走るし、首をかたむけるとビーンとこれまたしびれがくる。おそらく多発性硬化症の後遺症的なレルミット徴候によるしびれと思いつつも、我慢して子育てを乗り切る。

そして娘の鼻水感染により、私ちくのうになる。
かかりつけの耳鼻科に相談して、妊婦でも飲めるゆるめの薬を処方してもらう。

パートナーがイルマ的にいつもそばにいるわけじゃないので、頼りたいときに頼れない、
これからまた子ども産まれるのにほんまに大丈夫なんか、と何度も自問自答した数週間だった。

もうとにかく、つわりが終わったら食べたいものリストをためつつ(ほぼ牛肉)、なんとか日々を生き抜いていたころ、ついに街中からマスクが消えた。
1月に、早く中国からの飛行機を止めてー!と叫びまくっていた。
新型コロナウイルスが日本にやってきた。

インフルエンザになる人のほうが数多いんちゃうん、とか、
冬に広まってやばそうやけど、春先には大丈夫になるんかな~とか
情報もないので、ただただ絶望の妊娠4か月。

妊婦+自己免疫疾患の患者という肩書…

うがい、手洗い、ヤクルトで乗り切るしかない、と本気で思っていた。

つづく

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