【障害者】の【障害】が指すもの

広汎性発達障害の診断が下って10ヶ月が経ち、35歳になった。

これまで普通に生きてきた。いわゆる【健常者】として。

でもずっと、私は知的障害とかありそうだな。あると言われたらいっそ楽なのに。と思ってた。

周りと価値観や着眼点が違う。こだわりが強い。鈍い。何度言われても頑張ってもできない。見世物にされてる気分になってとても悲しい悔しい、などあったから。

社会人になっても色々あった。理解されなくて何度も悔しい思いをした。

やがて縁あって精神科病棟の事務として働くことになる。

そこには私と似たような悩み苦しみを持った患者さんがいた。

医師や看護師から精神疾患について学んだり、業務外だけど勉強会に参加してみたりもした。

やがて結婚する。

だけど私の“できないこと”が理解されず、追い出されて離婚した。

9ヶ月後、これまでの“できない”の理由が判明する。広汎性発達障害だった。

広汎性発達障害については私もまだよく理解できてないのでこれから自己理解に努めます。

さて【障害】は何を指してるかですが、私の解釈を書きます。

私は【障害】って

人ではなく社会が障害だと認識しています。

つまり社会が私にとっての【障害】だと思ってます。

一般に【健常者】と呼ばれる輪の中にそれ以外の人が入れば、それ以外の人にとっては「……なんかすみませんお手伝いできることありますか……??」だし、健常者にとっては「は?なに輪を乱してんだよ💢」ってなる。

でももし障害を持った人の輪の中に【健常者】が入ったらその逆になるんではないかなぁって思うからです。

【健常者】の中に障害を持った人が入ると【障害者】

障害を持った人の中に健常者が入ったら健常者は【障害者】になるのではないか、と。


私はジャニーズが大好きです(特にKinKi Kids)

例えば、ジャニーズファンの集まりにそれ以外の人が来ていたらどうでしょう?“それ以外の人”は退屈なのではないでしょうか?だけど来たからにはすっごい興味あるような顔をしろと言われたらどうでしょう?

(反論できる人もいるかと思いますがそれはここではおいておいて…w)

興味あるような素振りを頑張ってしまうのではないかなぁと。頑張って話についていこうとしちゃうと思うんですよね。余計に気を遣ってくたびれちゃったり。

それで、集まりから帰宅後ぐったりしちゃうかもしれないですね。

この場合の【障害】は

ジャニーズファンからしたら【ファン以外の人】

ファン以外の人からしたら【ジャニーズファン】

になると思うんです。

すみません文章下手で😂

私は【障害者】をこのように解釈しているので、自分がかわいそうとは思いません。

どちらかというと、発達障害がわかる前の方が「私かわいそう」と思ってました💦理不尽なことでよく怒られてたし。

就労移行支援の体験に行ったりしているけれど、思うことはただひとつ。

私たちを【健常者】に寄せるだけでは意味ないよ!

当事者会的な感じが良いのかも。同じ困り事の人の工夫やかわし方、乗り越え方を聞いたりして。

同じ困り事の人のコミュニティがあれば愚痴大会も出来るし。

就労移行支援には、その上で社会に出る準備をさせてほしい。

社会の【障害者】の認識が変わるように心から願っています。早く普通に働きてぇー!!

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