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【コラム】ディスカッションの本質

こんにちは。hopiです。

最近、現職の同僚から、
「hopiさんは、全社の大人数の会議で、あぁやって自分の意見言えるって凄いですよね!」と言われたことがたびたびありました。

私としては当たり前のことだと思ってやっているのですが、
私が、そういう場で発言することや、ディスカッションなるものをどう捉えているのかをお伝えできればと思います。

今回はそんなコラム書きますね。

ディスカッションを活性化させるには

私はもともとは人前で自分の意見を言ったりする人間ではありません。
学生の時からずっとそうでした。
だって、自分の意見が否定されるのって怖いし、傷つきたくないじゃないですか?笑

そして、社会人になってからも、取引先や上司から何かと否定されるケースが多かったので、自分の意見ではなく、取引先や上司が持っている正解を当てにいくような、そんな感覚でした。
(産業構造上のヒエラルキーや企業文化の側面も大きかったと思います。)

なので、どんどん意見を言えなくなり、思考停止してしまうような、そんな負のループとなっていきます。

でも、そんな考え方を変えてくれたのが、MBAでした。
MBAでの科目の評価って、出席やテストの点数は、評価項目の一部分にすぎません。
最も求められるのは、クラスにどれだけ貢献したのかです。
クラスに貢献するということは、授業中やグループワークでの発言の量/質であったりするわけです。
ですので、そもそも発言しないと、評価もされないのです。

こうして、MBAでの授業やディスカッションを繰り返す中で、
自分の中で、自分の意見を言うことや、ディスカッションの解釈が変わっていきました。

それは、「これまで相手中心ではなく、自分中心で考えていた」ということです。
自分の意見を言うことが恥ずかしいとか、意見を否定されることが恐いというのは、あくまで自分中心の考え方です。
でも、良いディスカッションとは、その議論を活性化させて、全体が新たな気付きを得ることです。そのために何ができるか。それが相手中心で考えるということです。

例えば、

  • 自分が何かを発言すれば、誰かの気付きになる可能性がある。
    その自分の発言から、誰かが何か新たなアイディアや質問が思い浮かび、それが次に発言されていく。

  • 自分が発言することによって、言いたいことがあっても発言を躊躇していた人が、「こんな感じでよいのであれば、自分も意見を言って良いんだ!」と思い、発言をする。


こうして、ディスカッションが活性化していきます。
なので、意見の質が高いにこしたことはないですが、自分の意見を言うこと自体に意味があると思ってます。

あと、そもそもその意見が当たっているのか、当たっていないのか、
そこに正解はありません。そういう意見があるというだけです。

なので、そもそも会議やディスカッションに入る前から、
とりあえず何か発言する前提で、そのディスカッションの臨んでいるというのが今の私の感覚です。
なので、会議やディスカッション中は、質問や意見の材料を必死に探しています!笑(発言しないと評価もされないという強迫観念が、染みついてしまってるというのもありますね笑)

とはいえ、何でもかんでも発言するわけではなく、空気はめっちゃ読みます!笑 ここは発言しても、両者にとってもマイナスになるだけだなとか。あくまで全体のためという感覚です。

ディスカッションに不可欠なもの

上記のようにディスカッションを活性化させるためには、
必ず必要不可欠なものがあります。

それは、相手の意見を受け入れる姿勢です。

MBAのクラスメイトは、これを皆持っていて、どんな意見でも一度は受け入れてくれました。肯定するというよりか、受け入れるという姿勢です。
それを踏まえたうえで、自分の意見に展開していきます。
(誰もが、意見に違いはあります。)
これは自分にとってはかなり新鮮でした。

MBAの先生もとても、この姿勢はとても上手いです。
どんな質問でも、「良い観点です。そういう側面ありますよね。」と必ず受け入れてから、説明してくれます。
個人的には、そういった先生の反応を観察するというのも、MBAの面白さです。

自分の意見を受け入れてくれるという心理的安全性があるから、
誰でも発言しやすくなりますし、ディスカッションも活発化します。
そして、数をこなすうちに発言の質も上がっていきます。

MBAで学んできたことの中で、とても良かったなと思ったことの一つが、
この自分の意見を言うことやディスカッションの考え方です。

今回はここまでです。
読んで頂きありがとうございました^^



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