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ペルーの高地に思いを馳せる

「私たちの土地の香りが漂うコーヒー」
が合言葉。

生活の収入源というだけでなく、コーヒー生産そのものが、この地に暮らす人々の伝統や文化を守り維持促進させる、と言う、アンデス山脈から来たコーヒー。
標高が1400-1900mの高地、秘境とも言われる厳しい自然環境の中に暮らす、小規模生産者によるグループのコーヒー豆です。

地球の反対側で暮らす私たちと言葉も違う人々の、踏みしめる大地の感覚を想像しながら飲む一杯は、クリアな高地の青空を思う味でした。


Peru TUNKI INAMBARI
〈地域〉プーノ県サンディア、アルト・イナンバリ
〈品種〉カトゥーラ、ティピカ
〈標高〉1,400~1,900m
〈精製方法〉フリーウォッシュト
〈テイスティングノート〉
レモン、アンズ、プルーン、オレンジ、パウンドケーキ、カカオ、スムースマウスフィール

淹れたての温度では、オレンジやレモンのパウンドケーキのような風味を感じ、冷めてくると、キリっとした酸と甘味の層がしっかりと、けれど優しく広がります。

朝の最初の一杯にも、酸味のあるドレッシングやトマトなどの料理と一緒にも、すっきりとした飲み心地で気持ちもクリアになるようなコーヒーです。


当店の焙煎では、
・焦げ味が出ないように焙煎し(焦がさない焙煎)
・焙煎直後から耐圧容器内で圧をかけて保存する(加圧熟成)
ことで、さらにまろやかな味が持続することを目指しています。

味の定着には、焙煎してから1週間もしくはそれ以上、二酸化炭素で圧をかけて酸素に触れない環境下(ビール樽内やビール瓶内など)でコンディショニングを行います。
これで、様々なコーヒーの持ち味が、バラバラではなく角がとれてまろやかにまとまります。
そして、樽から出した後も、空気が触れないような容器の中であれば、さらに味は良いほうへ変化していきます。
お客様のお手元で、是非コーヒーの成長をお楽しみいただければと思います。

当店のコーヒーは、沸騰直後のアツアツのお湯で淹れることを推奨しています。
焙煎による苦味がないので、お湯の温度を下げる必要がなく、逆に高い温度で淹れることで豆が持っている個性がはっきりと出ます。
ペーパーフィルターで淹れて、すっきりとしたフレーバーを楽しむのも良いですが、コーヒー豆のオイルも一緒に抽出されるフレンチプレスのような淹れ方も、甘味が余すところなく出てオススメです。


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