見出し画像

ニュージーランド親子留学に際して感じた「ママ」としての不安や心配は、「やってみる・行動する」ことで払拭されていった話

<はじめに>
現在は都市や国境を物理的にまたぐことは、控えています。
そこで、世界が穏やかになったら、いつかきっとまた行ける日を夢見て、過去に経験した、かけがえのない体験を振り返って記録しておきたいと思います。
「海外で子どもと一緒に”初めて”をたくさん経験する」ことは、幸せへとつながっていく♪と思えたから。


「子どもと二人きりで海外に行ってみたいけれど、いざ行くには勇気がでないんだよ~」と話して下さるママたちがいらっしゃいます。
そんなママたちの背中をそっと押す情報の一つになればいいな~と思い、このnoteを書きました^^

「行く!めっちゃ楽しそう!!」と、わくわくしながら即決したママ(私)ですが、不安や心配がなかったわけではありません。
普段から、「ま、何とかなるさ」と思うタイプですが、そんなママでも、初めての海外生活に際しては決断から出発までの間にこんな心配事が頭をかすめることがありました。

・私の英語力で、大丈夫かしら
・もし、私がトイレに行っている間「待っててね」と言ったとしても、その場所から離れてしまっていたらどうしよう
・もし、「パパは?もう日本に帰る!」と泣かれたらどうしよう
・もしも、子どもの体調が悪くなったらどうしよう
・アパートの隣の住人が、こわい人だったらどうしよう
・そもそも、何を目的に行く?どんな結果を意図する?なぜ「今」行く?


出発前には、こういったことが頭をよぎりました。不安や心配の多くは、「もしも」という、不確定要素満載の事項ばかりです。
まだ、そうなったわけではないのだから、実際にそうなったときにどうするかだけ、イメージしておこうと思いました。結果的に、実際にやってみると、意外と「大丈夫」だなあ、という感覚を持てました。

画像1


●「私の英語力で、大丈夫かしら」
結論からいうと、大丈夫でした。私は、ネイティブでも帰国子女でもなく、いわゆる一般的な教育の中で育った日本人です。
英語は、前向きな表現や考え方に惹かれて好きになりました。だからといって、ペラペラなわけではありません。
表情でのリアクションや身振り・手振りも加えながら、楽しく会話できる程度です。
現地で過ごす中で、次のような印象を持ちました。

-買い物や移動は、大意がつかめれば問題なく対応できます。
-アパートの契約については、事前に日本にいる間に確認できたことと、メール・ドキュメントベースでのやり取りなので、数種類の翻訳アプリ(無料)の助けをかりて何とかなりました。
-学校の先生方とのやり取りについては、教育方針の違い(「当たり前」の期待値の違い、慣習の違い)を把握しながら、アンラーニングする気持ちで自分も学びながらつかみたかったので、自分がわからないことは恥ずかしいと思わずに質問することで、何とかなりました。先方も、質問すれば、ちゃんと教えてくれました。
-ご近所づきあいは、「子ども」がいたことで、とてもスムーズでした。偶然、互いに国外からやってきたところ、というタイミングだったので、語学云々ではなく、「子どもの教育」という世界共通の関心をベースにコミュニケーションできたことがラッキーだったと思います。

画像3


●「もし、ママが公共の場でトイレに行っている間、ボクがその場所から離れてしまっていたらどうしよう」
結論からいうと、これも大丈夫でした。できるだけ声かけ確認し合うことで、お互いの不安を払拭することができました。
ちなみに、現地の公共のお手洗いは、日本よりもスペースが広く、日本よりもずっと綺麗でした。足元がびちょびちょ・・・なんてことは、一度もありませんでした。
トイレットペーパーがきれていることも、ありませんでした。
余談ですが、子どもが大きい方をしたときに対応しやすいように、「トイレに流せるタイプのウエットティッシュ」を持ち歩いていました。現地のスーパーで購入できました。日本で売られている携帯用のウエットティッシュと同様の持ち運びやすさで便利でした。


●「もし、「パパは?もう日本に帰る!」と泣かれたらどうしよう」
パパと遊ぶことが大好きな息子だからこそ、日本にいる間は気になっていました(現地に行ってからは、考えないように・脳内イメージしないようにしていました)。結果、こちらも杞憂でした。一度も、そうなったことはありませんでした。
到着初日から、その場にいることがとても嬉しそうで、むしろ、ママと、これまで以上に仲良しになりました。表現を変えると、「絆が強くなった」ということかもしれません。
出発前は、「何かあったら、私が子供を守る!」と気合十分でしたが、実際には、子どもが「ボクがママを守るから」と抱きしめてくれるという逆転現象が起きたりしました(笑)
嬉しくて、嬉しくて。ママにとっての宝物のような体験になりました。
親子留学は、「子どもの成長」だけでなく、「ママが素敵なプレゼントを子どもから受け取れる」きっかけにもなるなあと感じています。

●「もしも、子どもの体調が悪くなったらどうしよう」
ラッキーなことに、実際に体調が悪くなることは、ありませんでした。しかし、事前に下記の準備はしておきました。
・アパートから一番近い病院の場所と連絡先、診療科目・時間(日中と夜間)を調べ、メモした紙を常に持ち歩いておく。
・日本から持ち込んでよい常備薬と量を調べ、その範囲で持参する。
・「冷え」と「乾燥」に配慮した服装と加湿対策をする。キッチンで多めのお湯を沸かすなど。


●「アパートの隣の住人が、こわい人だったらどうしよう」
こちらも、杞憂でした。いくつかの国から来ている方がいらしたので、初日は様子をみつつ、2日目に笑顔で挨拶できるようになったら、あえてこちらから笑顔で話しかけ、「なぜここに住んでいるのか、これからどんなことをしようとしているのか」雑談しました。すると、あら不思議。お互いを見る目が、優しくなった気がします。それ以降、子どもたちを共有スペースの庭で遊ばせる時も、余計な心配なく見守ることができました。

画像2


これらの経験から感じたことは、「行動すれば、不安や心配は払拭されていく」ということです。
思考だけで、ああでもない・こうでもない、と考えを巡らせるよりも、一歩踏み出して行動するほうが、メンタル的にはずっと楽ちんになれるスピードが早いなあと感じました。

出発前、私がもっとも重要視したのは、自分の中にあった、下記の問いでした。
「そもそも、何を目的に行く?どんな結果を意図する?なぜ"今”?」
頭と心の中にあるイメージを何度も言語化してノートに書き留め、見直し、ブラッシュアップし、自分の腹落ち感を確かめました。自分にとって最も大事だと思った、このプロセスを丁寧に扱ったことが、現地で体験できた様々な奇跡の体験へとつながっていったのではないかと思います。予想もしないような素敵なことは、事前の準備が引き寄せてくれるのかもしれません^^


<親子留学の目的は、多様性の体感>
不確実性の高い時代に生きていく私たちと子どもたちが「幸せに生き抜く力」を育むために。
ママとボクは、多様性の体感を目的に二人きりでニュージーランドへ出発しました。あれから随分日が経ってしまいましたが、このnoteは、その際の振り返りの一つです。
言葉も、肌の色も、瞳の色も、価値観も、バスの乗り方も、学校の教育方針も、何もかもが違う環境で、私たちは「やってみよう!」と嬉々とした表情で成田空港を飛び立ちました。
その結果、ニュージーランドでの経験は、コンフォートゾーンを超えて親子で挑戦しながら幸せに生き抜くための原体験となりました。
約20年の会社員という働き方を手放してでも挑戦した価値があった!と心から思います。
(リモートワーク社会へと変わりつつある今は、働き方を手放さず、少し変えるだけで経験できる時代になったかもしれません😉)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?