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愛のあとにくるもの(辻仁成・幻冬舎)を読んで

プライドの高い男女の恋愛物語。
特に、女性の方は孤独を抱えている。
一緒に食事に行く約束を男の方がすっぽかしてしまう。
いくら全うな事情があるにせよ、約束を破って連絡もしなかったのは男の方が悪い。でも男は言い訳ばかりして、謝ろうとしない。ごめんなさい、一言と謝ればいいのにと思いながら読んでいた。
結局、謝らなかったから、女に振られてしまう。当然だろう。
その後、男は女を思い続け、最後は何とか会って謝ってよりを戻すんだけど、やっぱり、もっと早めに謝っておけば、苦労してひきづらなくてすんだのにと思った次第でした。
また、三角関係が隠し味になっている。

韓国語で「さようなら」を「アンニョン ヒカセヨ」あるいは「アンニョン ヒケセヨ」と言う事を知った。(見送る側、立ち去る側で使う言葉が違う。)

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