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骨折25日目〜自分の本心と思いやり〜

雪がしんしんと降っています。

骨折生活25日目を迎えました。

昨日も雪が降っていたようですが、外に出ていない私は、どのくらい積もっていたのかわかりませんでした。

夜、私とダンナは息子が帰って来る前に夕飯を食べ終えていました。

すると、あと5分もすれば息子が帰って来る時間に、急にダンナがドラックストアに行って来ると言い出しました。

予定通り、ダンナが出かけてから約5分後に帰ってきた息子。

息子は、前の日の唐揚げの残りをおかずに、ご飯を食べました。
食べ終えてから
「あれ?雪掻きした方がいいのかな?もしかして、お父さんがいない間に雪掻きしろってことかな?お父さん、何か言ってた?」と私に聞いてきました。

私はどのくらい積もっているのかもわからないし、ダンナも何も言っていなかったので
「お父さんは、何も言ってなかったよ。雪掻きしなきゃないくらい積もってた?」と聞くと
「んー、お父さんの(車を停めてる)方はそうでもないけど…お母さんの車の方は結構積もってるよ」と。

私はまだ運転出来そうにないし、まだ車を動かさないので
「お母さんの車の方だったらいいよ」と安易に考え答えた私。

息子も疲れているのに、雪掻きさせるのも申し訳ないような気持ちもありました。

なので、息子は雪掻きせずにゆっくりしていました。
そこへダンナが帰ってきて
「あれ?雪掻きは?」と一言。

「いや、しなくてもいいかな…と思って…」という息子に
「いや、ダメだって」と、わざとらしく肩を落としながら答えるダンナ。
「お母さんの車の方、雪すげー積もってただろ」と。

そこで私が
「あ、私がそんなに積もってないからいいと思ってやらなくていいよって、言った」と擁護すると
「は?お前は雪掻きをわかってねー(出たよ。この口癖💧)」
「ってか、なんで雪の量もわかってないお前が決めたの?」などとぐちぐち言い出しました。

そして息子に
「明日も雪だから、雪掻き、して」と。

そこで息子が雪掻きをする準備を始め、玄関先まで行くと
「あれ?すいとんは?いらないの?」とダンナ。

は?
雪掻きしろって言ったり、すいとん食べないのかって言ったり、意味わかんねーな…と思いつつ、やり取りを見ていると、まごまごし始めた息子。

たぶん、息子の中で
「自分は食べたいのか、食べたくないのか」よりも
「お父さんにとって食べた方が正解なのか、どうなのか」を考えているように思えました。

だけど、その日は、朝食べなかったおにぎりを夕方に食べたらしく、夕飯も先ほど唐揚げと共に食べ終えたし、お腹も空いていない状態。

大好きな唐揚げだって残したくらいなのに。
「お腹いっぱいだから、いらない」と言えない息子。

「せっかくお父さんが作ってくれたのに断ったら悪いのかな?」と思っているように感じた私。

「あー、どうしよう…」
迷っている息子。

「お腹も空いていないし、雪掻きもしなきゃないなら、食べなくてもいいのに…。遅くなっちゃうし。」
心の中で思いながら見守る私。

だけどなかなか決められない息子。

「お腹いっぱいなら、食べなくてもいいんだよ。雪掻きもあるし」と、つい助け舟を出してしまう私。
見守れなかった〜💦

すると、ようやく
「あ、うん。いらない」と言って雪掻きをしに外に出ました。

その後ダンナは、急に茶碗洗いを始めました。
いつもは片付けをせず、放置して、朝やっているのに。
お米も研いだりして、雪掻きには行きませんでした。
終わってからも「あいつ、弁当箱出してないな…」と言いながら、洗うものがなくなっても外に行くことはなく、それでも横にはならずに、立ったまま、息子が雪掻きを終えるのを待っていました。
家事もあるのに、雪掻きまで出来るかという思いがあったのでしょう。
雪掻きスペースも自分の方はやってあるので、私の方の半分だしということもあったと思います。

そして、例の如く、茶碗洗いをしながらも私に向かって何やら文句を言っていましたね。

「雪掻きしなかったら、お前の車出せなくなるの、わかってんの?」とか「ホント、雪掻きをわかってないよな」だとか「なんで雪掻きも雪の量もわかっていないお前が口出しした?」だとか、何かしら言ってましたね。

今回私はそれほどドキドキハラハラすることもなく、
「なんか、言ってんなー」くらいで聞き流すことが出来ました。

「なんで?とか聞いてるけど、そこを答えたところで聞く耳ないから、何度もなんで?って言ってくるだろうなぁ」とかも考えたりして。
このなんで?は、なんでを知りたいなんで?ではなくて、責めるための言葉の『なんで?』なんだと思います。


お腹痛いって、この間言った時も
「下痢か?」と聞かれて
「違う。たぶん、更年期の何かのような気がする」って言ってんのに、何回も
「なんで下痢になったんだ?」とか、息子に
「お母さん、下痢だけど、お前は下痢か?」とか言って
「いや、だから下痢じゃないし」と何度も言ったし。

この時の『なんで?』は、責めの『なんで?』ではないけどね。

たぶん、自分の中でお腹痛い=下痢で、私がそうじゃないって言っても「下痢」になっちゃってたんでしょうね。
私の答えなんか、必要なかったんだと思います。

「なんで?」と聞きながら、その回収はしない…あれ?どこかの医者と同じだなぁ…😅

5、6回目かでやっと
「あ、そうだ。下痢じゃないんだっけか…」とわかってくれたけど…。
私がそんなこと何回も言ったらめっちゃ怒るのに。
ホント、似たもの夫婦ですな😆

教えてくれてありがとう😊

雪掻きに話を戻します。

確かに、今今私の車は出さないけど、放置していたら、雪が固まり、いざという時、その雪をどかすのは大変なこと。

「雪はそのうち溶けるっしょ」って思ったけど、よくよく考えたら、まだ2月になったばかり。
雪の本番はこれからじゃん。

それらを深く考えずに「やらなくていいよ」と安易に考えて答えてしまったのは、私の判断ミス。

そこは反省。

けど私の人格まで否定されることはない話だし、そこまで責められてもいない。

ふんふんふーん🌸🌷🌼
と、流しました。

えらいぞ。私😆


大変だったのは、息子…。

40分くらいの雪掻きを1人で頑張ってくれました。
ホントにええ子や〜😭

そんなわけで、昨日は足洗ってとは言えず、1人で足湯をして、なんとなーく自分で洗ってみました。
右腕を濡らさないように、そして、転ばないように、気をつけながら。

ダンナに「洗おうか?」とも聞かれましたが、今回はいいやと思って丁寧にお断りしました。

背中拭き拭きは出来ないので、それは息子にお願いしました。


さて、息子の昨日のまごついた言動…。
これは、私に似てしまったというのもあるし、私のために見せてくれたのかな?とも思えました。

息子は、自分は食べたいのか、食べたくないのかよりもお父さんにとってどちらが正解なのか。
これを考えすぎて、自分の気持ち、感情を置き去りにしてる。
わからなくなっている。

思いやりを間違えているのかもしれないですね。

そう思いました。

今回は、お父さんがすいとんを作ってくれていたから、余計断りにくかったというのもあったのかもしれません。
断ると「なんだ、食べたくないのか?」「好きじゃないのか?」とか言われるかな?とか考えたような気もします。

前もダンナがアイスを買って来たことがあり、「アイス買ってきたからな」と、子どもたちに伝えて冷凍庫へ。
息子は
「ありがとう。明日食べる」と言うと
「なんだ。食べたくないのか。じゃあお父さんか食べるよ。明日にはないから」と、冗談なのか本気なのかわからないような感じで言うこともありました。

なので、断るとダメかな?とも思ったのかもしれません。

あ、アイスはホントに食べちゃうこともありましたが、たいていはちゃんと残してます。
もしくは、息子も
「じゃあ、今食べる」と食べていました。
好きな時間に食べさせろよ…💧

何ハラですか?
アイスハラ?

人は自分がしたいと思うことと、人から求められることが違う場合、迷ってしまうことがありますね…。

しかもそれが小さい頃から、自分の意見が通らなかったり、親の意見に従わされてきた場合は、特に迷ってしまうし、自分で決めることも考えることさえしなくなってしまうこともあると思います。

「靴の色どっちにする?」なんていう時もそうでした。
「青がいい」という息子に対して
「え?黄色の方がかっこいいんじゃねーか?」などと言って黄色を選ばせたり。

まぁ、ホントに青がいい場合は息子も
「いや。今回は青」とも言えてましたが、お父さんの意見を取り入れることが多かったです。

自分はどうしたいんだろう…と考えるよりも誰かにとっての正解を出そうとしてしまう。


息子の今回の言動を見て、私も長年こうして考えて決めてきたんだなと、改めて気づかされました。

この刷り込みはなかなか『自分の本当に好きなもの』に気づきにくいので、ゆっくりゆっくりほぐして、自分の心に聞く練習をしていこうと思いました。

そしたらきっと息子もそうやって自分の心に聞くようになるかな?と思うし。
息子にもゆっくり声かけしていこうと思います。


しんしんと降り続けた雪は、まあまあ積もってますね…。

今日も確実に雪掻きですな…。

あれ?息子、帰って来たかも…。


最後までお読みいただきありがとうございます😊

しあわせをありがとうございます💖

雪はそこそこにしていただきたい😅

うちなる平和を💕
シュカポン🐼





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