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100年分の伏線回収をありがとう『カムカムエブリバディ』

今回は、最終回を迎えて1週間経った、朝ドラ『カムカムエブリバディ』について。

今回の朝ドラカムカムエブリバディでは、3世代、100年の物語。
ヒロインが3人、交代していくという新しい試みだった。
しかも英語がたくさん出てきていて、字幕で読まないと英語が不得意な私には難しい時が多々あった。

これ、今までの朝ドラファンの先輩方には、どう映ったんだろ…。
ついてこれたかな?

けど、こういう試みも大切だと、私個人は思っている。

前回の『おかえりモネ』の時も感じたことだけど、わかりやすいだけのドラマよりもこうした新しい形のドラマもやっぱり必要だと思う。

視聴者に合わせてばかりいたんじゃきっとダメになっちゃう。

3世代目の川栄李奈さんの時代は、時代背景をわかりやすくするために、流行りの歌や朝ドラを利用していた。
そこは、朝ドラファンにはたまらなかったのではないだろうか…。

私は、ずーっと朝ドラを見続けてきた人ではないので、そこに関しては、あまり深く書くことが出来ないのだけれど…。

けど、朝ドラって、主婦にとっての唯一…と言っては大袈裟かもしれないけど、朝のホッとする時間というか、ちょっとした特別な時間だったのかもしれないな…とは思う。
あの15分の中に描かれる半年間のドラマ。
そこに一喜一憂したり、共感したり、感情移入したり、大変な時代を生き抜いてきたんだな…と、昔の日本を思ったり、主人公を応援したり…。
そんな特別な時間になる朝ドラ。

以前私は、このドラマについてチラッと語ってます。
語っているというより、稔さんへの想いを書いてます。

稔さん、ホントかっこよかった😍

最後の方も稔さんが出てきたりして「あらまぁ😍」と、不意打ち稔さんに、ときめかせてもらった。

このラストに向けての伏線回収のエグさ。
凄かったですね。

色んなことや色んな人がちょいちょい繋がっていたりして。

るい編の時にちょいちょい時代劇が出てきて、なんか意味がわからなかった。
モモケンとか、駄作と言われた映画をるいとジョーさんが観に行くとか、これ必要なのかな?とか。
そういう、色んな伏線がたくさんありすぎて、忘れてしまいそうなほどほったらかしにした後、めっちゃ回収してくるやん❗️ってなったり。

ラジオの英語講座っていうキーワードさえ、時々ハテナになることもあった。
あんこの方がキーワードじゃないの⁉️…とかね…。

ただ、回収作業が始まったら始まったで「うお〜、この子があの子であの子がこの人か〜」とか大騒ぎにはなった。
わかりつつあったとしてもね。

ほんでもって早く言うて。
ねねね、ここで言うてよ。
連れてったらこうなるじゃんとかさ、ヤキモキもさせるわけよ。
何度もね。

安子編の時の、あのトランペット吹いてる子何?って思わせといて、時間経ってからのジョーさん。
やっぱりジョーさんがあの子じゃん。
とか。

けちべえのお母さん、あんた、そのあんこ食べたら何か、思い出しませんか❓
あなたがたちばなを思い出したら色んなこと動くんじゃないの❓とかさ。

スレっスレで動いていくわけですよ。

算太とひなたがあった時もね「うお〜それはあんたの妹の安子の娘のるいの娘じゃあ〜‼️」(長い長い😅)って心の声ダダ漏れさせたよね。
気づけ〜‼️
気づかんかぁ〜⁉️
え❓家の前まで来て逃げちゃうのー⁉️
ちょいちょいちょい🖐
安子がるいの前からいなくなった理由、言ってよぉ〜。
せめて、誤解解いてからいなくなってよ〜❗️
るい‼️あんた、なんで後ろ向いてるのよ‼️
なんで、気づかないのよぉ〜とかさ。

いい感じに焦らしてくれるわけです。
あんまり焦らされるのは好きじゃないんですけどね。

テレビに向かって「おいっ」とか「ちょっと」とかツッコミながら、机に顔をうずめて、両手を机にパタパタさせながら観ちゃっていたのです。

ラスト、安子が走って逃げるシーン。
もう、これはツッコミながら観てましたよ。
「お婆さんなのに、速っ‼️」「走りすぎだよ‼️」「逃げすぎ‼️」

関空行って岡山に戻ってきて、追いかけっこして、ひなた、めちゃくちゃ疲れるでしょ‼️

ってか、戻って来るの早くね❓

関空まで2時間とかタクシーの運転手さんに言われてて(確か…)関空で会えなくて、戻って来て…って、え?クリスマスフェスティバルは、何時間やってますの⁉️

と、ちょっぴりそっちのツッコミも頭に浮かびながらもね。

再会のシーンは、泣かされましたね…。

安子とるいが再会したシーンで、ひなた演じる川栄李奈さんの表情が良かった‼️
泣きのシーンね。
ぐわ〜って、自然なぐわ〜っからの涙溢れるっていう感じの表情。
わかります❓
この語彙力ない私の表現で申し訳ないんだけど、あの泣きの表情だけで「あなたが3代目のヒロインやって良かったわよ」「ひなた出来るのはあなたしかいないわよ」って言いたくなるくらい、演技演技していない、涙溢れてでしまった感が、素晴らしかったんです。


このドラマの素晴らしいところは、描かれていない時間もきちんとあったっていうこと。

さすが、私の好きな朝ドラのひとつ『ちりとてちん』を書かれている脚本家『藤本有紀』さんだ❣️
回収作業の素晴らしさといい、奥深い脚本だ。

ジョーさんは、全然トランペット吹かないし、え?どないなってんのこれ?ってずっとモヤモヤさせといて、実は裏でこっそり何回か音を出す練習をしてて、けど、ダメだったとか。

大阪のクリーニング屋さんのとこにもひなたが小さい頃行き来してたってわかって、良かったと思わせてくれたこととか。

最終回の本当の最終回のラスト、ここでもまたひとつ回収作業があり「あぁ、ここからまた新たなひなたの物語が始まるのかな…」と、こちら側に良いイメージの続きを想像させてくれたこと。

これが良かったですね。

ドラマは終わったけど、物語の続きは、みんなの心の中でそれぞれに続いていく感じ。

ひなたの初恋が実るといいなと思わせてくれた。

とても良い半年間をありがとうございます😊

うちなる平和を。
幸せをありがとうございます💕

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