2,深夜の奇行

 勉強に疲れて学生寮の中をふらついてみる。そこまではみんなも理解できるだろう。しかし、妖怪やお化けを探す人間がどこにいるだろうか。その人間が私だと気づいた時、驚いた。こんな夜遅くに1人で,電気もつけず音も立てずふらふらと廊下を歩いている。もうどちらが妖怪なのか分からない。しかも、お仲間探しをしているときた。当然、いなかった。深夜は大体1人の時間だが、時々寂しくもなる。そんな時に、見えない誰かが近くにいると思うことで少しは気が紛れる。もう、私には霊感がないし、見たとしてもそれはお化けの形をしたカーテンだったりするのである。そういえば、幼い頃はよく見ていた。印象的なのは、いつも家の洗面所にいたおじいさん。なんと毎回私に背を向けて、鏡を見ていたのである。鏡とは霊となんらかの関係があるというが、それが理由だとしても鏡が好きすぎるだろう。。もう、見ないし見たくもないが、人から聞く霊体験はどれだけ忙しくても聞き入ってしまうのである。

 深夜の寝れなくて暇な時間は、大体考え事をしている。あまり考えすぎるとネガティブな答えに辿り着いてしまったり病んでしまうので良くないが、どうしても考え事をしてしまう。今日はSEKAI NO OWARIの深瀬さんの言葉を聞いて、共感した。
「頑張れてないって頑張れてることより凄く苦しい。頑張れてるって頑張れてないよりも楽なんです。だから近くで怠けてるように見える人のことを、怠けてるんじゃなくてサボってるんじゃなくて、戦ってるのかもしれないと思って欲しい」
という言葉。本当にそう思う。今,私は頑張れていない。頑張っているとは言い切れない。しかし、戦っている。深瀬さんは、言語化してくれた。やはり、尊敬すべき人物の1人である。深瀬さんのような考え方に、私もなりたい。

 深夜の奇行とは関係ないが,最近、感受性が強く,ちょっとしたことでも嬉しくなるし,悲しくなる。何故だろう、何故今なのだろう。一つ思い当たるとするならば,今,沢山の人からの愛情を受け取っていること。今まで気づけなかったが、ついに私は気づくことができたのである。これは大きな成長。愛情を感じれるのは当たり前のことじゃない。というか、当たり前のことなんて何もない。しかし、それが日常に変わっていくと忘れてしまう。失ってからでは遅いんだと、そんなことにも気づけず時間を過ごしてしまったりする。だから、これからは自分を好きでいてくれる人を大切にしようと思う。(もちろん、全ての人を受け入れられる訳ではないが、しっかり受け止める努力はしようと思う)人からの好意を軽く受け取っていいはずがない。家族から、友だちから、、色々な人から私は好かれている。それを当たり前だと思わないようにしたい。

まだ全然眠くはないが,午前3時をまわりそうなので睡眠音楽を聴いて眠りにつこうと思う。
頼りにしてるよ、睡眠音楽。いつもありがとう

それでは次回もよろしく


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