子供の心境に気付いてあげれなかった私・・・、ごめんね、こんな家庭で。
こんにちは。
ほっこりんりんです。
子供が新しい学校に行けるようになって、少しずつ物事がよくなってきました・・・
ん ?
今度は下の弟が、泣きながら
「学校に行きたくない!!!」
(私)「え? 今度は、こっち? あーあー」( ̄▽ ̄)
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学校が変わって、心の豊かさを重視した学校と言われているだけあって先生たちも、とても気を遣ってくれて、丁寧に接してくれた。
「今日は、お友達とトランプしてました。
今日は、あいちゃんとしおりちゃんと鬼ごっこをしてました。
発表をしてくれました。
配り係を手伝ってくれました。」
などと、とても細やかに、娘の言動を私に報告してくれた。
また、個別に「心の教室」というところで、”こんな時、どういう風に気持ちをもっていけばいいのか?
どんな気持ちの時辛くなるか、その時に助けてもらうには、口で伝えるのが難しいなら、付箋に書いて先生の机に貼って伝えるようにしよう”など、
とても丁寧に、娘と向き合ってくれたし、私に対しても
「お母さん、行き詰まったらおしゃべりに来てくださいね。」
「お母さん、私たちにお任せください」
「私、お母さんが心配!」
などと、愛のある言葉をかけてくれ、最初は、お金も払っていないのにそこまでしてくれていいの?という驚きのほうが大きくてびっくりしたが、徐々に感謝の気持ちがあふれてきて、私はたびたびある面談のたびに、嬉しさのあまり涙を流していた。
(先生たち、忙しいのに、こんなに丁寧に接してくれて、本当にすごいなあ、引き寄せかなあ)とか
(同じ人間だけど、娘のこと、私のことをうんざりした顔で見る人もいれば、愛をもって救おうとしてくれる、いろんな人がいるなあ)と、感じた。
(ああ、大丈夫だ、この学校は。
数ある学校の中から、こんなに恵まれた環境に引き合わせてくれて。
本当に私は運が向いてきているなあ。)
と、思っていた。
娘も、安心感があるのか、前の学校では車から降りれなかったのだけど、新しい学校では、車からスムーズに降りれた。
この『車から、降りる』ということが、娘にとっては、ハードルが高く今までは、まるで目の前に物凄い分厚い壁があるように、車の外に足を踏み出すことができなかったから、ヒョイと車から降りれることができるようになった娘を見て、本当に学校の雰囲気に感謝した。
多分、娘にとってリラックスできるのだろう。
良かった、良かった。
神様、ありがとう。
もちろん、ここ1年通う中で、行けなくなる日もあった。
主人は、教育委員会との約束が、子供達は、新しい学校に関して”校区外”だから、学校にきちんと行くことが条件で、学校に行かなければ、”校区外”の許可を取り消すと言われていたため、子供たちが、学校を休むと私に激怒した。
「無理にでもいいから、行かせろ! 保健室でもいいから連れていけばいいだ!!」
と。
そんなこと言ったって、娘は物じゃないから、心があるから、行きたくないのを無理やりは連れていけない。ハア〜
主人に休むことが分かると怒るから、私たちは、学校を休む時は、主人にばれないように、学校に行くふりをして朝、ランドセルを持たせて家を出て、そのまま実家のおばあちゃんの家に置いて休ませてあげた。
またまた、ありがたいことに学校の先生たちも、主人が激しい性格ということをなぜか分からないけど理解してくれて、とても協力してくれた。
そんなこんなで、娘は今はかなり明るく学校に行けるようになった。
まだ、HSP(ものすごく刺激に敏感な人のこと)気質のせいか、学校の集団じたいが、ストレスに感じるようだが、いろんな人の支えで今を生きれている。
ありがとう。
私は、いつも仕事が終わると、そのまま子供たちを迎えに学校に行く。
今日もいつものように、児童クラブに子供を迎えに行った。
その時に、先生が申し訳なさそうに出てきて、
「お母さん、すいません。
ちょっとした私たちの不注意で、お子さんにケガをさせてしまいました。」
「?」
と、唐突に言われたので、私はキョトンとしてその場に立ちすくんでいたら、先生が、
「今日、たー君(私の子・仮名)が、お勉強をしている時に、お友達と口論になり、お友達が、たー君の首のところをひっかいてしまったんですよ。
赤くはれてしまって、すぐに冷やしたんですけど・・・まだ、赤く腫れています。
本当に申し訳ありません。」
びっくりして見ると、確かに息子の首に猫がひっかいたように皮がむけて、赤い肌に血がにじんでいた。
「あちらのお母さんには、今電話で状況を説明しています。
本当に申し訳ありません。」
と言った。
私は、自分の子供を傷つけた!と一瞬腹がたったけれど、深呼吸をして落ち着いてとりあえず状況を詳しく聞いて、その場を後にした。
帰ってきて、これは主人に言っておこうと思い、
「たー君が今日、首をお友達にひっかかれて赤くはれているんだよ。」と言ったら、
主人は、落ち着いて私の話を聞くそぶりもみせず、いきなり息子に向かって怒鳴り調子で
「なんか、お前、そいつには勝てないのか?
怖いんか?
男なら、ぶっとばせ」
などの体育会系の言葉が返ってきて、「あ〜あ〜、やっぱり夫には、話せないなあ」と思ったけど、私は黙っていた。
たー君も、体の大きい大人の男に対して黙るしかなかったのか、黙ってお布団にもぐっていた。
かわいそうだけど、とりあえず担任の先生に、報告してしばらく待とう、と思った。
お便り帳に、首をひっかかれ、赤く腫れていることを書いたのだけど、
担任からは「分かりました」と書いてあっただけだった。
それでも、たー君は、根っこが明るい性格だから、いつもは元気よく学校に通っていた。
私も、まあ、男の子だし、たー君、明るく学校に行ってるから様子を見てていいのかな、ぐらいに思っていた。
それからしばらくたったある日、
児童クラブの先生にお礼のあいさつをして、子供を車に乗せたら、たー君が、いきなり泣き出した。
「もう、学校に行きたくない!
みんないじわるだ!
僕が、こんなに辛いのは、全部お前(姉)のせいだ!!
お前がいなければ、僕はこんな辛い思いをしなかったのに。
前の学校が良かった。
お前のせいだ!!」
と言って、ワー!!と言って泣き出した。
「たー君、何が嫌なの?
誰が嫌なの?
ママに教えて。」と言うと
「全部、嫌だ!
みんないじわるだ!
パパは、お姉ちゃんにだけ優しくて、僕には冷たい
パパは、僕が生まれなければ良かったと思っているんだ
逃げ場がない
愛が欲しい、愛が・・・
毎日、毎日辛い!!」
とせき止められていたダムが解放されたように、ドバーッと一気に言葉と涙があふれでた。
(ああ、気づいてあげれなくてごめんね。
あなたは、明るいからママは大丈夫だと思っていた。
でも、そうだよね、ママとパパは普通の夫婦みたいに会話がない、だから、当然家族の普通の会話も少ない、それに加えて、ター君は、ママの部屋に行ったら行けないとパパに言われているから、ママに甘える時間がないよね、吐き出すところがないよね、ママも少しでもター君と時間をとってあげれば良かった。
ター君、いつも明るく笑ってるから、気づけなかったよ、
本当は寂しかったんだね、
そりゃあ、そうだよね、父親とは会話がないもんね、まだ、甘えたいよね、
ごめん、ごめん、
言ってくれて、教えてくれて良かった。)
車の中で小さな背中をワナワナと震わせて泣く、普段は明るい我が子のうってかわった姿を見ながら、私は、自分の無力さに途方にくれてしまった。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今日もあなたにとってステキな1日となりますように。愛を込めて
私自身がずっとトンネルの中にいて、今すこしづつ現実が回り出しています。だから、少しでもその気づきをシェアさせていただき、一人でも多くの方が幸せに笑って欲しいという気持ちで書いています。