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「これでいいのだ」ありのままの自分らしさを楽しむ


幼少のころテレビで見ていた「天才バカボン」

お父さんなのに子どもみたいにはちゃめちゃで。
子どもより先に、子ども以上にふざけちゃって。
楽しいけれど頼りにならないなぁ。

なんて思っていました。(子ども目線)

物語では定番。困ったとき、いつでも力を貸して助けてくれる頼りがいのあるお父さんが私の憧れでした。

実際、うちの父親もバカボンのパパほどじゃないけれど、それほど頼りになる人ではなかったので。

子ども心には「残念」だったのです。


母の法要のときのお坊さまの法話で、
 
「バカボン」とは仏教用語で釈迦の敬称。サンスクリット語の「Bhagavan(バガヴァーン)」に由来すると知りました。

「天才バカボン」は仏教と深くつながっていたのです。

バカボンのパパの口癖「これでいいのだ」は
”あるがまま” “ありのまま"を受け入れる仏教の教えであるそうです。

原作者の赤塚不二夫さんご自身も全てのできごと、存在をあるがままに肯定し受け入れるかたであったそう。

人を信じすぎて騙され借金を背負うことになっても恨みごと一つ言わなかったのだとか。

「これでいいのだ」

多分こう仰っていたのでしょうね。

過去の恨みも未来への不安もふきとび、今生きている幸せのみを実感し、明るく軽やかになれる言葉です。

私が憧れたお父さんなどはどこにもおらず、みんなどこかが抜けてる残念なお父さん。

私だって欠点だらけの娘だし。

だけど欠点を克服しようとするのではなく、欠点も含めた自分を受け入れ愛する。

「これでいいのだ」と。


「他の誰かになりたがることなんて、あなたという人間の無駄遣いよ」

アメリカの女優マリリンモンローも言っています。

私たちは世間で良しとされるイメージに近づけようとして、自分の至らなさに自信をなくしがち。

今持っている個性の素晴らしさに気づき、自分らしさを楽しむほうがずっと生きやすいはずです。

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どうせ誰にもわからないんだから、しれっと休もうと常に考えてしまう私にはちょうどよろしいかと。
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