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春馬くんがどんな人であったのか知りたくて~PartⅡ

7月のあの日が近づいてきて、私はなんだか緊張している。
2年前から私の心の中に住みついてしまった春馬くん。
作品の中での素晴らしさはさることながら、素の春馬くんがどういう人なのかを知りたくて拾い集めた春馬くん所縁の方達が語る春馬くん像を記事にしたのが前回の事。
前回は、10代から20歳くらいまでの春馬くん像を集めてみた。

そこに、優しくて可愛くて純粋で無垢な春馬くんを見つけて、胸はギューッとなってしまい、考えないようにしていた「どうして?」がまた動き始めてしまうのであるが、春馬くんを追うことはやめられない。
今回も、まだまだ手元に保存していた春馬くん像を綴っていくが、10代から20代前半のものがまだあったので、そちらを集めてみた。
追悼メッセージが中心なので、辛くなりそうな方はここでお引き取りいただきたい。

春馬くん所縁の方々が語る春馬くん

ダンサー 松永一哉さん

つくばアクターズスタジオ時代から春馬くんらと共に音楽ユニットを構成して活動していたマツカズさんは皆さんもご存じかと思う。こちらは、皆さん既に目にされているかもしれないが、備忘録のため残しておく。

プロデューサの村瀬健さん


『14歳の母』の桐ちゃん役に春馬くんを抜擢した方だそう。

さらに翌日のつぶやき。

ライターのハヤカワサヤカさん


10代の春馬くんを取材した時のことを書いてくださっている。
舞台の取材とのことなので、『星の大地に降る涙』の時なのかな。

舞台の取材でした。
彼は、まだ十代だったと思います。
いつものように「お声を録らせていただいていいですか?」
と、小さなパンダのぬいぐるみに入った録音機をテーブルに置いたら、じーーっと彼は見ている。
じーーーーーっ。
(どうかしたんだろうか)
「いやです…」
「えっつ」
「……って言ったら、録音をやめるのですか?」
「……?」
「聞かれたことなかったんで」
そう言う彼の顔を見ると、てらいもなく、うがつでもなく、もちろん意地悪さもなく、
でも、どこか虚ろなような。
今にして思えば、お疲れもあったのではないかと。
「……いえ。(両手をついて)そう言わずに、どうか録らせてください…ってこう、お願いをします。なぜなら」
真面目な人には真面目に、と、おもいました。
「テレコで録らせてほしいのは、ただ取材内容のバックアップに使うんではなくて、
時間とか、だんどりとか、私の思い込みとか、いろんな制約のある取材中には気づかなかった対象者の、小さな変化とか化学反応とかも、あとで検証したいからなんです。
そういうことは、芸能誌の短いPR記事にはおさまらないし、必要ないことが多いけれど、
ほんの少しだけ表現を深めることはできる、そう思って書くことは大事だと思っています。勝手ですけど、だから、録音をさせてください」
と、実際はこの三倍くらいしどろもどろな説明をし、
そこにいた関係者みな「何を言うてんねん」みたいな顔をしてらっしゃったのですが、
彼は小さく苦笑して、「真面目ですね」と言いました。
真面目すぎる人に言われたね。
そこからのインタビューは滞りもなく、
自分のことばをひとつ、ひとつ選びながら、 
時にはつかえたり、もどかしそうに、言い直しながら、きちんと話してくれる姿は、
はらはらするほど真面目でした。
十代とは思えぬ話しかた。
もっと雑で、ラフで、楽にしていいのにと、すこし痛ましくも思えました。
芸能人を撮り慣れているはずのベテランのカメラマンが、何度も、
「綺麗だね…。彼は綺麗だね…」と小声でうなっていました。
それは外見の綺麗さだけでなく、どこか彼の内面の儚さを反射していたような気がします。
「こうやって、自分にも他人にも、おろそかにしないものを突きつけるのだなあ」
という重さがあったせいか、
数百回も重ねた芸能インタビューのなかで、
捨てずに残した十幾つかのデータに、彼の音声も保存してしまっていました。
いま聞き返すと、少年だった彼の、当時はわからなかった思いが……
と、書けば格好つくかもしれませんが、やはり、ほんとうの気持ちなんてわかりっこない。
こうやって、
通りすがりのライターに、10年後も音声データを残され、余計なことを書かれる予感があったから、
「いや」と言ったのかもしれません。
大丈夫です。先日の新月の夜にデリートしたから。書き垂れたりしない。
どうか、より自由に、より綺麗に光る何かになり、行きたいところへ行かれますように。
真面目をきわめた人だけが見える、大事なところと繋がっていたのじゃないかと。
そんなこと、私よりも何万ものファンの方々が、わかっていらっしゃるんでしょう。
(後略)

読むクスリ、ときどきトマソン 2020-07-25

ミュージシャンの杉本雄治さん


チーム・ハンサムの「春の花」の作曲をされた方。

秋山純監督


『陽はまた昇る』の監督をされていたそうだが、実はそのずっと前7つの春馬くんともお仕事をご一緒されていたとのこと。

「初めまして」
衣装合わせで挨拶された時に言った
「実は、初めましてじゃないんだ。7つの時に会ってるよ」
「え?マジですか?あ!ボディガード?」
顔をくしゃくしゃにして笑った
初めて会ったのは、1997年の夏
長渕剛さんがガードする
花屋の一人息子、勉を
いじめるガキ大将グループのひとり
小学二年生の南城くんという役だった

いじめっ子の役なのに
凛とした表情と
並外れた目力が
ずっと印象に残っていた

あのドラマのスタッフと飲む時
よく、南條くんの話題になり

「あの目力は、必ず世に出てくる」と話した思い出がある

それくらい
子役の時から印象が強かった

14年後の夏

宮田英二という名の
警察学校の生徒として再会した

今から9年前の夏
崖から落ちた周太を背負った英二は
吹き替えはいらないと言い張り
崖下から山道まで
周太を背負ったまま、よじ登った
カットをかけたタイミングで
雨が降って来た

雨宿りしながら
地面に腰を下ろしている英二と話した
「腰大丈夫か?」
「全然大丈夫ですよ。って、言いたいけど」
顔をくしゃくしゃにして笑う
「途中でちょっと後悔しました。経験したことがないくらいきつくて、びっくりしました。でも、ドラマでなければ、絶対に経験出来ないことだから。いい経験になりました」

初めて会った時と同じように
目力がすごかった

最終回、田舎の交番勤務となった英二は
きっと今頃、バリバリの刑事になり
弱いものを助けて活躍しているに違いない

時々、熱血のあまり枠をはみ出して
遠野に怒られながら

生きている限り忘れない

誰になんと言われようと
英二と過ごした夏は
僕の誇り

英二は永遠に輝き続ける

jun akiyamaブログ 20200719

この春、『20歳のソウル』という映画で佐藤浩市さんとご一緒されたそうで、その時のブログにほんの少しだけ春馬くんのことが書かれています。

(前略)
久しぶりに佐藤浩市さんと長く話して一年前の熱い日々がよみがえり春馬たちと過ごした熱い夏のことが昨日のことみたいに感じられます
(後略)

jun akiyamaブログ 202204015

俳優 南圭介さん


『陽はまた昇る』で共演して以来、春馬くんと親交が深かったとのこと。

こんな記事を見つけた。南圭介さんがMCを務めていた『芸能㊙チャンネル』(AbemaTV)で春馬くんのことを語っている。

番組MCの俳優・南圭介(30)は、2011年に放送されたテレビ朝日系のドラマ『陽はまた昇る』で共演して以来、三浦と仲が良いといい、「お酒を2人で飲むのが好き。2人でウイスキーにはまってたり。2人で行動することが多かった」と、交友関係について語った。
南が握る三浦の秘密として、「お酒を飲むと甘える。結構かわいくなるんですよ」と明かした。この日のインタビューで、小池と三浦が非常に近い距離でお互いに見つめ合っていたこともあり、南は「(お酒を飲むと)ああいう距離感になる。パーソナルスペースに入ってくるも嫌がらず、くっついて飲むことが多い」と暴露し、「スキンシップが多くなる。『ちょっと圭ちゃん』みたいな」とかわらしい一面について語った。
さらに、「ドラマの撮影終わりに、2人でディズニーランドに行った」と仰天告白。
「撮影が早めに終わって、みんなで(ディズニーランドに)行こうかって盛り上がっていた。いざ誰が行けるかってなったら、僕と春馬しかいなくて。2人なら、大概ならなくなると思うけど、僕と春馬の場合は行きましたね」と、驚きのエピソードを語った。
そのディズニーデート中、女子高生に「写真撮ってください」と言われたそうだが、「バレたかなって一瞬ドキッとして、大丈夫かなって。でも女子高生たちがポージングを決めてて、『あ、僕らが撮る側なんだ』って。しれっと写真撮ってあげて、そのまま携帯お返しして」と、まったく気づかれなかったことを告白した。
これに視聴者から「南と三浦はデキてる」とコメントが届き、島田氏も「ディズニーランドでデートでしょ? いいなぁ」と続けると、南は「友達です」とタジタジとなっていた。

ABEMA TIMES 2016/07/01

俳優でありスタントマンでもある 大岩主弥さん


『海盗セブン』で共演。追悼メッセージから。

その後、『ブレイブー群青戦記』をご覧になったそうで、その後のつぶやき。

俳優のJONTEさん


春馬くんとは、『海盗セブン』『キンキーブーツ』で共演。
こちらは、『海盗セブン』出演当時のブログ。この前後のブログには、ところどころに春馬くんが登場している。

世界トップクラスの笑顔を振りまく運動神経抜群、STYLE抜群、superイケメン、弱点なしのKING OF
SMILE 三浦春馬、

JONTE Official Blog 2012-06-01

そして、春馬くんが去った後春馬くんのことを書いてくださっている。

(前略)
そんなすごい人でもあるから近寄りがたい人なのかなとか出会う前なんかは構えたりもしてたもんですが、会ってみたら全然違くてね、人懐っこいし、誰とでも分け隔てることなく付き合う人でね、誰が会っても嫌いになる人なんていないんじゃないでしょうかね、
(中略)
キンキーブーツの稽古初日の緊張気味の自分に稽古場入った瞬間、ジョンさん!って大きい声で呼んでくれるもんでしたから、変わらずそう接してくれるところにすごく嬉しかったって記憶もね、
(中略)
終わった後、テレビのなみだという舞台に出させていただい時、一人で観に来てくれたことは本当に嬉しすぎて、なんか出てましたよ身体の中からなにかが、知らんけど、、
ジョンさん良かったよ、ゴージャスの経験もあるし、五朗さんにも感謝だねって、そう話してくれたのめちゃくちゃ覚えてますよね
五朗さんだったり、周りの人への感謝を常に忘れない人

JONTE Official Blog 2020-07-24

『Kinky Boots Haruma Miura Tribute movie』公開後にも。

(前略)
一人でも多くの方にkinkybootsでの輝く彼の姿をご覧いただきたいと思います。
たくさん色んなことを彼から学びました。
永遠に忘れることはありません。
彼との日々はずっと心の中で生き続けます。
ね、
こんな時なんて言葉がふさわしいのか、
ありがとうって言ってしまうと、寂しいし、変わらずいつもなままでいようとも思うし、なんなんでしょうね。
初演の時の稽古場、歌稽古みんな揃っての初日のですね、
ジョンさんっ!!て呼んでくれたことがね、今でも嬉しかったし、忘れられないしね、
ジョンジョンさー
とか、思い出して今書いてると、ちょっと笑えたりもするし、
海盗セブンの時は、新潟公演の時、2人で飯行ったなーとか、
家に招いてくれたりとか、
携帯にはみんなで撮った写真、打ち上げで顔真っ赤になって撮ってる写真とかね、
実家にも、うちの家族と撮ってくれた写真があるんですよ
実家帰っても見れたりとかもするんですよ
それでもやっぱり、出会わせてもらえたこと、仲良くしていただけたこと、ありがとうね
みんなあなたのことはずっと忘れへんで
(後略)

JONTE Official Blog 2020-10-28

女優 上田亜希子さん


『ZIPANG PUNK〜五右衛門ロックⅢ』で春馬くんと共演

俳優 大野拓朗さん


「小さな故意の物語」で亡くなった親友役で共演

2015年7月19日。5年前の今日。
代官山でばったり会って。
コーヒー飲みながらダラダラ喋って。
凝り性で、ストイックで、笑顔が可愛らしくて、年下なんだけどとっても大人っぽくて、色っぽくて、憧れの俳優の一人でした。
ミュージカルやったり、ロンドンに留学行ったり、いつも先を越されたなと思うことばかりで。
昨年末には、ニューヨーク遊びに来てくれるって言ってたんだけどな。
尊敬の気持ち、春馬が目標である気持ちは一生変わりません。
やっと言葉にできた。ゆっくり休んでね。

 Instagram 2020年7月20日

優しくて不器用で、それ故に

若い頃の春馬くんは、少し不器用だなと思う。
気分の浮き沈みを隠し通せない不器用さ、というか。
取り繕わない不器用さ、というか。
もちろん、若いうちはそれは当たり前だと思うし、大人になったってそのまま不器用な人はいっぱいいるのだけれど、30手前の春馬くんがあまりにもそのあたり完璧すぎるから。
特に、ライターのハヤカワサヤカさんの当時のインタビューの様子が印象深いのだが、インタビューを録音するのに対して「いやです・・・って言ったら録音をやめるんですか?」と虚ろに聞いた春馬くん。
でも、真正面から対峙してくれた人にはこの上ない誠実さでンタビューに答える春馬くん。
そして、皆さんのコメントから見られる、ストイックで真面目で誰よりも努力する春馬くん。
泣いている小さな子供をあやす春馬くん。
酔うとパーソナルスペースにぐんぐん入ってくる可愛い春馬くん。

優しくて不器用で、
それ故に余計に思いは募ってしまう。

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