『我が週末の朝食』〜たまには和風の朝ごはんを記そう
数日前、来年90歳になる演劇・演芸評論家の矢野誠一さんのエッセイ“我が朝食“(日本経済新聞掲載)を紹介した。さらに、朝食として食べるコンビニのミニ冷やし中華のレポートも書いた。
もちろん、ミニ冷やし中華は特別なものであり、普段の私はパンで簡単に済ませている。大抵は浅野屋のグラハムブレッドをトーストにし、ソーセージやハム、気が乗ればスライスチーズを挟んで食べる。ウィークデイは会社に行くのでそんなに時間をかけるわけにはいかない。
それでも、たまに和朝食を食べたくなるので、週末それを実行する。今日は、『我が週末の朝食』である。
前日にお米を二合研ぎ浸水しておく。食べるのは半合で、残りは冷凍する。冷凍庫には、母親が時々送ってくる塩鮭の切り身があるので、一切れ冷蔵庫に移し解凍しておく。
翌朝、起床したら炊飯のボタンを押す。ちなみに、私はバーミキュラのライスポットミニを使っている。鍋にお椀二杯分の水とだしパックを入れ煮出す。味噌汁は妻の分も作っておく。冷蔵庫の中にある野菜を入れる。この日は、椎茸と舞茸。塩蔵ワカメを塩抜き、万能ネギも刻んでおく。
コンロの魚焼きグリルの火をつけ、しばらく網を熱する。一旦、火を止め、塩鮭を置いて再度点火する。出汁が取れた鍋に、味噌を投入する。コロナ禍の時に作ってみた自家製味噌がまだあるので、それとマルサンの「味の饗宴」を半分ずつ入れて味見。
納豆を混ぜる。冷蔵庫にシソがあったので、細かく千切って入れ、かき混ぜる。ワカメをハサミで切りながら味噌汁に投入、ネギはお椀に入れておく。塩鮭は時々様子を見る。焼き過ぎは禁物、皮が美味しそうになったら火を止め、余熱を入れる。
ご飯が炊けたら火から下げ、切って混ぜる。焼き上がった鮭、味噌汁、納豆にご飯。海苔は守半海苔店のパックを並べて完成。味噌汁には、粉山椒を少し入れる。
まずは鮭と炊き立てのご飯。味噌汁を挟みながら、海苔の風味も楽しむ。軽く一膳のご飯、後半を納豆も楽しむ。鮭の皮がパリパリで旨い。そうだ、最後の口直しに梅干しを食べよう。
テレビではサッカー欧州選手権、オランダ対トルコが流れている。
『我が週末の朝食』である
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