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最後は止まらなくなる海外ドラマ〜Netflix「ナイト・エージェント」

Netflixのドラマ「ナイト・エージェント」、2023年の3月配信開始の新しい作品である。Netflixアプリ上で、おすすめ作品として登場、丁度「ジ・オファー」を観終わったので取り掛かってみた。

結論から申し上げると、素晴らしい出来である。試しに、Netflixのグローバルランキングをチェックしてみたら、4月3日ー9日の英語ドラマでダントツの1位、納得。

FBI捜査官のピーター・サザーランド、ワシントンDCの地下鉄に乗車していたところ、車両内に不審者・不審物を発見する。中身を確認すると爆弾と思われ、ピーターは即座に対応し大惨事をなんとか最小限に留める。場面は変わり、もう一人の主人公ローズ。サイバーセキュリティのベンチャー企業を立ち上げ、講演に登壇、未来が開けてきた。

これらの出来事から1年が経ち、ピーターはFBIの夜間緊急電話対応者、ナイト・エージェントして働く。およそ花形とは言えないポジションだが、彼の亡父に関する事情も絡んでいる。ローズの方は、立ち上げた会社から追い出され、叔父叔母の家に身を寄せる。再起をかける彼女に、想像もできない災厄が降りかかり、それによってピーターとローズがつながる。

彼らが巻き込まれる事態の背後にあるのは、ホワイト・ハウス。大統領とその周辺、彼らの身を守るシークレット・エージェント、明らかに悪者だが魅力的な殺し屋など、ドラマは多くの登場者によって、パズルのピースをはめるが如く、全体像が徐々に明らかになっていく。

途中から敵味方が複雑に絡まり合い、主人公の二人と共に、観る方も誰を信じて良いのか分からなくなる。そして、後半は先を急ぎたくなり、観るのがやめられない止まらない。

原作は、マシュー・クワークの同名小説(未読)。複雑なプロットの冒険小説の映像化は、なかなかに難しいと思うのだが、見事な出来栄えだと思う。

「ジ・オファー」に続いて「ナイト・エージェント」、海外ドラマのクオリティは高い。「テッド・ラッソ」のシーズン3も公開されたし、「メディア王」の最終シーズンの配信も始まった。大変だぁ!





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