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名古屋の名居酒屋「大甚 本店」で〜あの人がサプライズ登場

今年も出張のシーズンがスタートした。皮切りは名古屋、名古屋と言えば「大甚 本店」(二年前の記録はこちら)

早目にオフィスを抜け出し、新幹線で名古屋へ。ホテルでシャワーを浴び、17時に「大甚 本店」に到着した。

既に大盛況だが、なんとか1階に座ることができた。この店は、カウンターに並ぶつまみや、刺身を自分で取って席まで運ぶシステムなので、2階は少々面倒である。

生ビールを注文し、カウンターから取ってきたのは新ジャガイモと鯛の子。ジャガイモが絶品!鯛の子も美味しく炊けている。

日本酒、賀茂鶴樽酒に切り替え、追加の酒肴はどうしよう。前日聴いた落語の「青菜」、旦那の真似をする植木屋が、自宅で大工のタケに振る舞うのが“おから“。これが食べたくなったので、席を立ちつまみを眺めると、果たして“おから“があった! ボードに書かれたものは注文すると調理してくれるのだが、“大アサリの浜焼き“が旨そうなので頼む。ちなみに、サザエの壺焼き3,800円というのがある。巨大サザエとのことで、4〜5人でシェアすると丁度良いらしい。

登場したアサリは迫力満点。大きいので、半分に切り、両側の貝殻に収めて出してくれる。熱々で、最高! 

具沢山の“おから“をつまみながら、お酒をすすめていると、何か店の様子がワサワサしている。テレビの取材が来るようで、スタッフが準備をしている。お店の人曰く、爆笑問題の太田光が来るらしい。

17:45頃、太田光が入店。いつもの通りハイテンションで、盛り上がっている団体がいるテーブルに向かって、「なんでこんな早い時間から呑めるんですか? どんな仕事ですか?」などと絡んでいる。お客さんの方は「監査役なんです」。太田は「だから早くから酔っ払えるんですね。

「あぁ、私も監査役だ…」

太田光に同行しているのが、元中部日本放送のアナウンサー、石井亮次。どうやら名古屋ローカルでやっている「太田X石井のデララバ」という番組のようだ。

二人は私の席からは少し離れた入口近くに着席し、収録が開始された。

私の席からは厨房の様子が見えるのだが、30分ほど経過したところでADらしき人から合図が出され、お店の名物“味噌土手“を出す準備開始。コンロでぐつぐつ言わせたあと、二人のもとに運ばれた。

私の方も、牛肉のすき煮や冷奴で、二合で止めるつもりが、もう一本となり、斜め前に座る常連のおじさんから、「この店で写真家の浅井慎平さんと遭遇し、親しくなったんですよ」という話を聞かせてもらっていた。

収録終えてトイレに行った太田光、私のそばを通ったので「火曜ジャンク毎週聞いてますよ」と声をかけた。

御一行様が退店し、私も明日に備えて杯を置く。明治時代から続くこの店は、算盤でお会計。

なんだか達成感を感じた一人呑みだった


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