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比較することで見えてくるものがある - 対比思考

こんにちは、佐藤@読書好きプログラマーです! 無駄な知識など存在しないをモットーに雑多に本を読んでここで吐き出しています。

今回は「対比思考」という本を読んだので感想を書こうと思います。

この本には「対比すれば思考が広がる」ということが延々と書いてあります。
対比する対象を真逆にすれば常識の枠から外れた大きなアイデアをひらめくことができますし、対比する対象を近場にすれば目につかなかった細やかなアイデアを見ることができます。
ただ呆然と対象物を眺めるのではなく、対象物となにかを比較することで対象物との違いがフォーカスされ、今まで見えてこなかった問題やアイデアが見えてきます。

この対比というのが非常に重要だというのはランチェスター戦略でも言えることです。他社と自社を比較することで他社にはない自社だけの強みを見つけ出すことができます。たった一つでも強みを見つけることができれば、その強みが生きる場所に対して一位の座を奪い取ることができ、会社としての強みを丈メルことができます。

しかし、これは「最もシンプルで万能な頭の使い方」というタイトルにも表されている通り、シンプルで万能であるがゆえに誰しもが頭の中でやっていることなのではないかと感じました。強みや弱みは平均があるからわかりますし、個性も他人が存在するから出来上がるものです。
意識せずに使っている方法に着目して「対比思考」と命名し、本にまとめたというのは素晴らしいです。しかし、対比思考という言葉を知って意識して対比を行った結果として得られることについては読み取ることができませんでした。。。

この本のタイトルである「対比思考」というキャッチーな言葉と「シンプルで万能な考え方」というのはそのとおりなのですが、万能すぎて得られるものが少なかったなというのが率直な感想です。もう一歩踏み込んで書いていれば他人にもおすすめするかもしれませんが、この本を読むなら「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法」を読んだほうが良いのかなと感じました。

「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法」については、以下のエントリーでレビューを書いているので興味を持った方は読んでいただけると嬉しいです。


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