見出し画像

今年もとろけるこたつむり

 こたつシーズン到来!

 わたしは今朝、あまりの寒さに耐えかねて、目覚ましが鳴る前に無言でムクリとベッドから起き上がり、押し入れからこたつを引っ張り出しました。

 スイッチをオン!

 足をイン!

 ふ〜〜〜〜〜〜〜。

 全ての苦労がぶっ飛ぶぬくもりよ…。

 毎年思います。

 「世界で初めてこたつを作った人を表彰したい!」

 と…!

 誰だか分からないけどありがとう。

 愛してるよ。

 誰だか分からないけど。

 こたつのあたたかさで体がポカポカしてくると、こたつと体の境界線があやふやになりますよね…。

 なんかもう思考までもがふわふわホカホカして輪郭を失うから不思議。

 わたしがこたつに足を入れているのか?

 それともこたつがわたしに覆い被さっているのか?

 たまごが先か? ひよこが先か?

 俺がお前で? お前が俺で…?

 って、自分がちょっと何言ってるか分からなくなってきました。

 しかし!

 そんな魅惑のアイテムであるこたつには、恐ろしい罠が仕掛けられています。

 それは人間の動きを徹底的に封じるということ!

 こたつに一度入ったが最後、出るのは至難の業。

 もともと自堕落な人間を更にぐうたら化して日本のGDPとかその他もろもろを低下させるために開発された甘美な罠がこたつなのです。
 ※嘘

 遠くの物を取りたい時、こたつから手を伸ばしてもギリギリ届かない距離にあるなら、「こたつから出るくらいなら諦めよっと」と思います。

 お手洗いに行きたくなっても、「あ〜。お手洗いに行くまでの間に体が冷えちゃうんだよな。誰かわたしの代わりに用を足してくれないかな。誰かそんなシステムを開発しないかな」と思います。
 ※出来ません

 しまいには「仕事に行かなきゃ…。でもあともう少しだけこたつに入っていたい…。出勤まであと10分…あと5分…あと3分…」とカウントダウンを開始します。

 カウントダウンがあと0分になった時の絶望感ときたら!

 「今から出勤するところだけど既にもう帰りたい病」になりそうです!

 でもズル休みをしようという気にはなれない哀しき社会人!

 …というこのぐだぐだな日記は、仕事から帰って来てすぐこたつに入ったまま書いています。

 安心してください、手洗いとうがいはしましたよ!

 ふ〜〜〜〜〜〜〜。

 こたつのあたたかさが心に沁みる…。

 もう一歩も動きたくない…。

 毎年「来年からはもうこたつは出さないぞ。意識高い系の生活をして、毎日テキパキと家事や資格の勉強をするのだ! 朝起きたら白湯を飲んでヨガをするのだ!」と思うのですが。

 気づいた時にはもう、今年もこたつを出した後でした。

 もはやイリュージョン!

 たぶん今年も「来年こそは!」と思うのでしょう。

 そして来年も…。

 再来年も…。

 それでもそれを「まあいいや。こたつの魅力に抗える人はそうはいないよ」と思わせるこたつの包容力って恐ろしい。

 仕事やプライベートで起きた嫌〜なあんなことやこんなことがとろけていく至福のこたつタイム…。

 ふっふっふ、今日はこたつの中に入りながら夕食を済ませたら、デザートにパルムを食べてやろうではありませんか。

 もはや寒いんだか暑いんだか。

 …お腹が膨れたらウトウトしてきました。

 こたつの中でこっくりこっくり舟を漕ぐのは人類史上屈指の幸せタイムと言えましょう。

 今日も皆さん一日お疲れさまでした…Zzz…。

 …って、こたつに入ったまま寝るのダメ、絶対!

いつもスキ・フォロー・コメント・サポートをありがとうございます😄 とても嬉しくて、記事投稿の励みになっています✨ 皆さまから頂いた貴重なサポートは、本の購入費用に充てさせていただいています📖