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絹田村子『さんすくみ』

 神社・お寺・教会の息子として生まれた若者たちの、ほのぼのとした友情を描いた少女漫画。

 家が近かったことや、高校で知り合ったことから、自然と仲良くなった3人。

 みんないつも、トホホな出来事に巻き込まれてばかり。

 ※全10巻。
  全部貼るには多いので、1〜3巻までのリンクを貼っておきます。



 気の強い母親にまっっったく頭が上がらない心優しき神社の跡取り・恭太郎(きょうたろう)。

 霊が怖いのになぜか霊に好かれてしまう生真面目新米僧侶・孝仁(たかひと。又の名をこうにん)。

 一見イケメンだけれどスプラッタ映画と陰鬱な美女をこよなく愛する神学生の工(たくみ)。

 3人の中では恭太郎が一番気弱なので、困りごとを抱えやすく、孝仁や工が恭太郎を助ける側に回ることが多いです。

 孝仁や工が神社の節分やご朱印の手伝いをしている姿は、なんだかとってもシュール!

 逆に、恭太郎と工がお寺を手伝ったり、恭太郎と孝仁が教会を手伝うこともあります。

 それぞれが助け合い、支え合う…。

 これこそまさに、宗教の垣根を超えた素晴らしき友情と言えましょう。

 世界平和に繋がるかもしれません。

 ちなみに全員、最初は彼女なし。

 3人ともいい奴なのに不思議ですね。

 少しずつではありますが、それぞれに恋の予感がしてくるので、応援しながら読むと尚楽しめます。

 教会は世襲制ではないからともかくとして、神社やお寺は跡継ぎを見つけるのが大変そうですよね。

 そのあたりも、この漫画ではギャグテイストで描かれています。

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