社会人1年目からやっておきたかったこと
最近、街でスーツ姿の若者をよく見かけます。
私は、将来への希望に満ちた君たちが、とてもまぶしい…。
今日は老婆心を炸裂させ
社会人になりたての頃からやっておけばよかった!
と思うことを書いてみようと思います。
本を読む
読書好きの今となっては信じられませんが、社会人なりたてのころは、1カ月に数冊しか本を読んでいませんでした。学生時代も、ゲームや映画ばかりに時間を費やしていました。
だから、当時は圧倒的にインプットが足りなかったのです。
とにかく、モノを知らない。当然ビジネスマナーも全くなっておらず。
面識のないお客様へのメールになれなれしい文章を書いて送ってしまい、先輩から別室に呼び出されて注意されたこともありました…。
このような、「ものの本を読んでいれば未然に防げたミス」が、かなりたくさんあったように思います。
マナーの本や、メールの書き方など、ビジネスの基本が学べる本は、社会人1年目で一通り読んでおくことを強くおすすめします。
また、気になった本があればジャンルを問わず手あたり次第読み漁ってみてください。芋づる式に、興味の幅がどんどん広がっていくはず。
不思議なことに、読めば読むほど、「自分は何も知らない」ということが分かって、謙虚な気持ちになります。
謙虚であれば仕事上で無駄な対立も(ゼロにはなりませんが)起こりづらくなります。
KindleUnlimitedなら980円で電子書籍が読み放題ですから、使わない手はないです。ほんとうに、便利な世の中だ。
私が多読に目覚めるきっかけとなった本はこちらです。
話すスキルを磨く
物事を相手にわかりやすく伝える能力
これ、どんな仕事においても、ものすごーーーく重宝するスキルです。
上司に自分の意見を通す
同僚に仕事を手伝ってもらう
後輩に仕事を引き継ぐ
トラブル発生時に、お客様に事情を説明する
などなど、とにかくありとあらゆる場面で、「話す」スキルは不可欠。
「わかりやすく話す」ことがポイントなのですが、これが意外と難しい。自分ではきちんと説明しているつもりでも、相手には伝わらないことが結構あるんですね。
恥ずかしながら、私もこの「わかりやすく話す」のはあまり得意ではありません。だから、若いころからもっと訓練しておけばだいぶ違っていただろうなと、後悔しています。
書くスキルを磨く
話すスキルと同様の理由で、「書くスキル」も非常に大事です。
本来ならメール1往復で完結できるやり取りを、何往復もしている人、周りにいませんか?
私の元上司がこのタイプでした。
彼はよくメールで、
「じゃあ、○○をやってみましょうか」
と書いてくることがありました。
この「やってみようか」という言い回し、誰がその行為をやるのか、微妙に曖昧だと思いませんか?
文脈によっては3通りに解釈できるんです。
上司がやる
上司と私で一緒にやる
私がやる
元上司は十中八九、3の意味でこの「やってみようか」を使っていたので、空気を読んで「了解しました」と返信していました。
が、心の中では、『もっとはっきり書いておくれよ』と毎回思っていました。
何かをやってほしいなら、「○○をお願いします」と書けば一発で、『ああ、この人は私にこれをやってほしいんだな』と理解できるのに。
部下に対して無駄に気を使って(ありがたいことではあるものの)、回りくどい表現になっているんです。
仕事上で解読に時間のかかるメールを送るのは、罪です。分かりにくい文章で相手の時間を奪う行為ですから。
給料の一部を投資に回す
私の周囲には、40代になってようやく投資を始めたという人がちらほらいます。
「なぜもっと早いうちからやらなかったの?」と聞くと、「誰も教えてくれなかったから」とのこと。
こういう人を減らすために、声を大にして言っておきたい。
投資はできるだけ早く始めるべし。
若いうちから始めれば、失敗しても挽回できます。昔と違って、今はNISAという素晴らしい制度もあるし。
でも投資はギャンブルみたいで怖い、という人はこちらをご一読ください。
ちなみにここでいう「投資」というのは、証券投資だけではなくて、学びへの投資も含まれます。むしろ、20代は後者のほうが大事かもしれません。
毎月5000円でも、10000円でも、必ず一定額を自分の教育費に使っている人と、そうでない人。
数年後には格段の差がつきます。
身近な一例が、昨年私の職場に入ってきた、40代後半の営業担当者。詳細は伏せますが、この方は明らかに、学びに投資をしてこなかったタイプ。
働き盛りの40代後半で、すでに詰んでしまっているのです。
残念極まりない…。
外資系金融機関はスクリーニングが厳しく、こういう人は滅多に入ってきません。だからこの人、職場でものすごく悪目立ちしています。
皆さんはこんな人にならないよう、しっかりと勉強を続けましょう。
最後に、転ばぬ先の杖として、参考図書をいくつか。
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